パルウイルス
高嶋哲夫 角川春樹事務所 2023年3月
コロナ禍においてアメリカ疾病予防管理センター(CDC)で顧問として働き、ニューヨークのコロナ対策に尽力した遺伝子工学の研究者カール・バレンタインは、 旧知のニックに仕事を依頼され、極秘にバイオ医薬品企業ナショナルバイオ社のP3ラボを訪れた。 感染力のあるウイルスやバクテリアを扱うP3ラボ内で、カールは未知のウイルスを発見する。 そのウイルスは死んではいたが、凶暴なエボラウイルスに似たものだった。 「もしこのウイルスが活性化したら……」。カールの懸念をニックは一顧だにしない。 だがニックだけでなく多くの者が発症し、次第に感染者が増えていく。 事態を収束させるために尽力するカール。 そしてウイルスを生物兵器に利用しようとする存在がちらつきはじめ――。
コロナウイルスが収束に向かっている今から先の物語。
カールとジェニファーが感染から人々を守るため、奮闘している。
生命体は生き残るために全力を尽くしている。
ウイルスさえも例外ではない。
ウィルスは生き延びようとしただけ。
今まで多くの生き物が絶滅したように、人間が滅びてもおかしくないということ。
コロナウイルスは序章にすぎない。
地球温暖化 を止めない限り、また、新しいウィルスが出てくる可能性はある。
おそろしい話だと思う。
古代人が自分たちの村を守るためにとった行動。そこに強い意志を感じた。
温暖化は地球を破壊する 。
くいとめなければならないと強く思った。
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