化石少女

麻耶雄嵩 徳間書店 2014年11月





 

 

学園の一角に建つ壁には日暮れると生徒たちの影が映った。そしてある宵、壁は映し出した、恐ろしい場面を……。京都の名門高校に次々起こる凶悪事件。古生物部の部長にして化石オタクのまりあが、たった一人の男子部員をお供に繰り出す、奇天烈な推理の数々とは?





学園内で、こんなにも死者が次々と出るなんてあり得ない話だけど…


古生物部の部長で化石オタクで成績は赤点というのまりあが、推理する。

その推理を聞くのは、たった一人の男子部員でまりあのお守り役の彰。


まりあの推理は

犯人を決めてから推理を始めるというやり方で、つっこみどころ満載。


果たして真相にたどり着くことができるのか?


まりあとまりあの従僕くんの彰との掛け合い漫画のようなやりとりや、

ふたりしかいない古生物部の廃部の危機、生徒会との攻防とかはおもしろかった。



犯人は捕まらなくていいの?って思った。

殺人事件を気楽に楽しむ?感じの推進小説。


お気に入り度⭐⭐⭐