監督 塩田明彦

出演 小松菜奈, 門脇麦, 成田凌, 篠山輝信, 松本まりか

2019年


 

 二人とも本当に解散の決心は変わらないんだな?」全国7都市を回るツアーへの出発の朝、車に乗り込んだデュオ<ハルレオ>のハルとレオに、ローディ兼マネージャーのシマが確認する。 うなずく二人にシマは、「最後のライブでハルレオは解散」と宣言するのだった。 2018年7月14日、解散ツアー初日から波乱は起きる。別行動をとったレオが、ライブに遅刻したのだ。 険悪なムードの中、「今日が何の日かくらい憶えているよ」と、小さな封筒をハルに押し付けるレオ。しばらくして、何ごともなかったかのようにステージに現れるハルレオ。 トレードマークのツナギ姿に、アコースティックギター。後ろでシマが、「たちまち嵐」を歌う二人をタンバリンでサポートする。 次の街へ向かう車の中、助手席でレオからもらった封筒を開けるハルを見て、「そうか、今日はハルの誕生日か」と呟くシマに、「違うよ。初めてレオに声をかけた日だよ」と答えるハル。 二人が出会ったのは、バイト先のクリーニング工場。上司に叱られ、むくれていたレオを、ハルがいきなり「ねぇ、音楽やらない?あたしと」と誘ったのだ。 




 


全国7都市を回るツアーが終わったら解散。

ハルとレオは、マネージャーのシマの運転する車で各地をまわる。


ハルとレオは、やる気がなくて、険悪ムード。

でも、舞台では、最高の歌を歌う。


<誰にだって 訳があって・・・・>



多くは語られないが、ハルレオが歌う歌詞、それが、ハルレオの人生そのものだと思う。

この歌が、すっ~と心に入ってくる。


「さよならくちびる」「誰にだって訳がある」「たちまち嵐」

この歌が私の心に響いた。


険悪にみえて、実は仲がよいのだが、すれ違っている三人。

この先、どうするのだろう。


ツアー道中の景色がきれいだった。


お気に入り度★★★★