メディコ・ペンナ 万年筆よろず相談
蓮見恭子 ポプラ社 2021年11月
就職活動がうまくいかず自分を見失っていた大学生の砂羽。 またもや面接で失敗し、落ち込みながら訪れた「ペンフェア」で見つけたのは奇妙な看板だった。 それは、「あなたの人生が変わります 万年筆よろず相談」というもの。 「人生が変わる」という言葉に興味を持った砂羽は、看板のお店「メディコ・ペンナ」を訪れることにした。 店主はぶっきらぼうだが万年筆の補修を任せたら随一で、万年筆の買い付けや修理のためにいろんなお客がやってくる店らしい。そして、それだけではなく、「とある事情」を抱えたお客もやってくるのだとか。 使っているうちにその人の癖が馴染む文具<万年筆>。 そこからにじみ出る使い手の悩みや苦しみを、店主は静かに掬い上げて答えを導いてくれるのだという。 何かに引き寄せられるかのように、砂羽は「メディコ・ペンナ」でアルバイトを始めることにしたのだが――
万年筆って奥が深いなあと思う。
万年筆で文字を書いてみたくなった。
就職活動がうまくいかない砂羽が、「メディコ・ペンナ」でアルバイトとして働き始める。
その店に来る人たちは、クセのある人たちで・・・・・・・・。
「人生を変える万年筆店」
店が、人生を変えてくれるのではなく、その人自身の心掛けが大切なわけで、
ここを訪れたことをきっかけに、新しい道を切り開いていく。
砂羽もいろいろ悩んでいだけど、進む道が決まってよかった!
お気に入り度★★★★