水沢秋生 小学館 2020年8月


 

 

凜太郎は、中学生と高校生の時に、つきあっていた女性に触れた瞬間、未来を見てしまっていた。しかもバッドエンディングばかりのだ。そんな体質故、恋愛とは無縁の大学生活を貫いていた。大学二年の大晦日の夜、花火を見に出かけた同級生にキスされた瞬間、凜太郎はとんでもない未来を見てしまう。その結末を変えるべく、凜太郎は奔走するのだが……。

する人に触れると、未来がみえてしまう。それも、いい未来ではない。そんな特殊な体質だった。

そのため、女性とつきあうことをさけてきた睦川凜太郎。

しかし、大学生になり、同級生の立花とつきあうようになり、立花からキスされるが、その瞬間、不吉な未来を見てしまう。
戸惑う凜太郎だが、立花を救うため、未来を変えようと努力する。

愛する人のため、頑張っている姿はステキだ。

そして、恋愛小説であると共に家族小説でもある。
愛情にあふれた物語だ。

紹介文に二度読みミステリーとあって、恋愛小説のどこがミステリー?と思ったけど、気づくの遅すぎ!
そういうことか!!

お気に入り度★★★★