深緑野分 KADOKAWA 2020年10月



 

 


書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、深雪は残されたメッセージを目にする。“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”本の呪いが発動し、街は物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り元に戻らないと知った深冬は、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れて―。

朝倉家の蔵書に魔法がかけられ、本が盗まれると、本の呪いが発動。町の人たちも、普段とは違う存在で、魔法の中の世界にいる。
深冬は、その世界にあらわれる真白とともに本泥棒を捕まえようと奮闘する。
本を盗むとおきるファンタジーな部分は、想像力の乏しい私には、苦手だ。
でも、好きな人には、おもしろい冒険ものなんだろう。
お気に入り度★★★