有川ひろ 幻冬舎 2020年1月
憧れの映像制作の現場に飛び込んだ、良井良助(27歳)。
聞き慣れない業界用語が飛び交う現場に戸惑う日々だが、
そこは現実と物語を繋げる、魔法の世界だった。
「必死で知恵絞って想像すんのが俺たちの仕事だ」
やがて良助は、仲間たちが作品に傾ける熱意に、
焦がれるような思いを募らせていく——。
走るしか能のない新米、突っ走る!
行き先は、たぶん未来。
想像力は、あるかい?
憧れの映像制作の現場に飛び込んだ、良井良助(27歳)。
聞き慣れない業界用語が飛び交う現場に戸惑う日々だが、
そこは現実と物語を繋げる、魔法の世界だった。
「必死で知恵絞って想像すんのが俺たちの仕事だ」
やがて良助は、仲間たちが作品に傾ける熱意に、
焦がれるような思いを募らせていく——。
走るしか能のない新米、突っ走る!
行き先は、たぶん未来。
映像会社に採用された良井良助だが、その会社が計画倒産、次の就職先も見つからず、アルバイトで生計を立てていたが、先輩の佐々の紹介で、新しい映像制作会社で働くようになる。
何事にも一生懸命で、困難に立ち向かい、仕事に打ち込んでいく良介の姿がよかった。
社長の殿浦をはじめ、亘理、佐々、経理の今川など、個性的だけど、いい人たち。
この人たちの中で、仕事できることは、良介にとってよかったと思う。
制作の裏側を知ることができたし、ひとつの作品を作るのに、多くの人が関わって作っていることを感じた。
この中で取り上げられていた話は「空飛ぶ広報室」「植物図鑑」を連想させた。
原作の映像化については、いろいろ書かれていたが、これが、作者の考えなのだろうな。
お気に入り度★★★★