朱野帰子 新潮社 2019年3月

 

 

絶対に残業しない主義の結衣だったが、とうとう管理職になってしまう。新人教育を任されたものの、個性的過ぎる若者たちに翻弄される毎日。そんな折、チームが参加することになったのは、差別的なCMが炎上中の企業のコンペだった。パワハラ、セクハラのはびこる前時代的な社風に、結衣は絶句するが―。定時の女王はホワイトな職場を守れるのか?



新入社員は、やる気なさすぎ。
取引先の会社が、あまりに封建的。
ひとりの定時退社のために、犠牲になって働くのか。・・・・・・・・

と、腹立たしい思いで読んでいた。

というのも、「わたし、定時で帰ります。」を読んでいなくて、
この「ハイパー」の方を先に読んでしまい、
前後関係が、わかっていなかったからかも。

「わたし、定時で帰ります。」を読んで
グロとの関係や、社長との出来事もわかり、
もう一度読み直してみて、
取引先の会社が、最悪なのは、変わらなかったけど、
新入社員にも、いいところがあったし、
結衣の定時退社のために残業しているわけもわかったし・・・・・・・・

ハッピーな結末でよかった。

お気に入り度★★★★