桂望実
中央公論社 2015年2月

 

 

 

 

ぐうたらで無気力に生きるケータリング業者の水島健一。先輩の忠告も、派遣先で問われる不可解な薬の存在も軽く受け流してきたのだが、ある少年と出会い、それらと真面目にかかわらざるを得なくなる―。少年が最後に下した決断に、水島はどう向き合うのか!書き下ろし感動長篇!「生きるということ」「残されたものの哀しみ」とは。究極の問いに挑んだ、桂望実の最新作! 


タイトルから、明るい感じを想像していたが、重い内容を含んでいた。

テキトーだった水島健一が、ひとりの少年と知り合うことにより、変わっていく様子を描いている。
お互いが、支えあえたように思う。

生きることの意味を考えさせられる。
人は誰も、生きているなかで、何も残せないということはないと思う。

水島が作る朝ごはんが、おいしそうで、
そして・・・・・・・・
胸がいっぱいになった。

お気に入り度★★★★