汐見夏衛 スターツ出版 2017年6月
ある事情から優等生を演じている茜。そんな茜を見抜くように、隣の席の青磁から「嫌いだ」とはっきり言われショックをうける。自由奔放な彼を嫌っていた茜だけど、孤独と窮屈さでどうしようもなくなっていた自分を救ってくれたのは、青磁だった。青磁の隣で過ごす時間は、茜の気持ちをゆっくりと溶かしていき…。
装丁がきれいだったので、手に取った。
青春真っ只中だなあと思いながらの読書。
優等生の茜は、みんなから好かれていた。
しかし、実は、優等生を演じていたのだ。
茜の孤独を感じた。
自由奔放な青磁。
青磁こそが茜のことをわかっていたのだと思う。
内容は、こうなるのだろうと予想されるのだが、
なぜか涙してしまう。
青磁が描く絵、見てみたい。
素晴らしいのだろうな。
お気に入り度★★★★