歌野晶午 双葉社 2019年11月
小学三年生の詩穂と首江子は親友同士だったが、紗江子の母の再婚相手である若い義父と詩穂の母が失踪した。その日から紗江子の母の精神状態は普通ではなくなる。詩穂も父親から暴力を受けるようになり、児童養護施設に入れられてしまう。その後、二人は悪夢のような人生を送ることになるのだが、実は驚くべき真実が隠されていた。著者最恐のホラー・ミステリー。
紗江子の母の壊れっぷりが異常。
母から離れられない紗江子の人生も異常。
負の連鎖、どこまで続くのだろう。
世間とは逸脱した残酷な世界。
気持ち悪くて、恐ろしくて・・・・・・・・
それでも、先を読まずにはいられない。
今まで起きた出来事が、最後には、収束される。
そういうことだったのかと。
さすがだ。
おぞましい!
お気に入り度★★★★