誉田哲也
双葉社 2019年10月

背中の蜘蛛背中の蜘蛛
1,760円
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東京・池袋で男の刺殺体が発見された。捜査にあたる警視庁池袋署刑事課長の本宮はある日、捜査一課長から「あること」に端を発した捜査を頼まれる。それから約半年後―。東京・新木場で爆殺傷事件が発生。再び「あること」により容疑者が浮かぶが、捜査に携わる警視庁組織犯罪対策部の植木は、その唐突な容疑者の浮上に違和感を抱く。そしてもう一人、植木と同じように腑に落ちない思いを抱える警察官がいた。捜査一課の管理官になった本宮だった…。「あること」とは何なのか?池袋と新木場。二つの事件の真相を解き明かすとともに、今、この時代の警察捜査を濃密に描いた驚愕の警察小説。


東京・池袋の刺殺事件、東京・新木場の爆殺傷事件。
関係のないように思われるこのふたつの事件のどこにつながりがあるのか?
ある兄弟と親しくする元警官。
これらの事件とどこに接点があるのか?



捜査の方法も、ここまできているんだよね。
この物語は、フィクションだが、ある程度は、実際にも行われているのではないのか?
どれだけ技術が進んでも、やはり、使う側の人間の倫理の問題だと思う。

お気に入り度★★★★