世にも奇妙な君物語
朝井リヨウ 講談社 2019年11月
世にも奇妙な君物語 (講談社文庫)
412円
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世にも奇妙な君物語
1,512円
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いくら流行っているからといって、経済的にも精神的にも自立した大人が、なぜ一緒に住むのか(第1話「シェアハウさない」)。その人がどれだけ「リア充」であるかを評価する、「コミュニケーション能力促進法」が施行された世界。知子のもとに、一枚の葉書が届く(第2話「リア充裁判」)。親のクレームにより、幼稚園内で、立っている金次郎像が座っているものに変えられた!(第3話「立て!金次郎」)。…そしてすべての謎は、第5話「脇役バトルロワイアル」に集約される。
1シェアハウさない
シェアハウスをしている理由・・・・・・・・おそろしい。
2 リア充裁判
コミュニケーション能力促進法が施行された世界・・・・・・・・
やはりコミュニケーションって必要!!
3 立て! 金次郎
幼稚園で保護者たちの言いなりになる幼稚園側もどうかと思うけど・・・・・・・・
園の方針に従わず、自らの意志で行動する先生。
彼が認められたと思いきや、最後にオチがあり、やられた。
4 13.5文字しか集中して読めな
「親の背をみて子は育つ」というけれど、親のしていることが正しいと思うからこそ、授業参観の時の発表・・・・・・・・
母親は困っただろう。
5 脇役バトルロワイアル
主役に決まるのは、いったい、誰なのか?
脇役の役割がわかる。
主役になるべき人は、オーラが違うのかな。
現代社会を風刺している。
人間の黒い部分を描いている感じ。
最後のひねりが効いていておもしろい。
お気に入り度★★★★★