さらさら流る
柚木麻子 双葉社 2017年8月
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さらさら流る
1,512円
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あの人の内部には、淀んだ流れがあった―。28歳の井出菫は、かつて恋人に撮影を許したヌード写真が、ネットにアップされていることを偶然発見する。その恋人、垂井光成は菫の家族や仲間の前では見せないが、どこか不安定な危うさを秘めており、ついていけなくなった菫から別れを告げた。しかし、なぜ6年も前の写真が出回るのか。苦しみの中、菫は光晴との付き合いを思い起こす。初めて意識したのは、二人して渋谷から暗渠を辿って帰った夜だった…。菫の懊悩と不安をすくいとりながら、逆境に立ち向かうしなやかな姿に眼差しを注ぐ、清々しい余韻の会心作。
<かつて恋人に撮影を許したヌード写真が、ネットにアップ>・・・・・・
男性の嗜好のための商品のように扱う・・・・許せない行為。
こういうことをされた女性の気持ちなんて考えたことがないのだろうか?
菫と光晴、それぞれの立場で描かれているので、それぞれの気持ちがわかる。
家庭環境の違いによる恋人同士の心のすれ違い・・・・
光晴は、菫のことが忘れられなくて、菫の写真を残しているが、他の人に見せるのは、もってのほか。
酒を飲むと、自分の行為を覚えていない。そこまで飲むな と言いたい。
菫は、友達の百合に相談できたこと。よかったと思う。
百合は親身になってくれた。行動力がありいいアドバイスをしてくれた。
いい友達だ。
暖かい家族にも恵まれ、菫が、前向きに生きていこうとする姿を応援したい気持ちになった。
お気に入り度★★★★
