月の満ち欠け
佐藤正午 岩波書店 2017年4月
月の満ち欠け
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新たな代表作の誕生! 20年ぶりの書き下ろし
あたしは、月のように死んで、生まれ変わる──目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。この数奇なる愛の軌跡よ! さまよえる魂の物語は、戦慄と落涙、衝撃のラストへ。
先ほど、直木賞を受賞したタイミングで読み終えた。
作者の作品を読むのは久しぶり。
瑠璃子という名前の少女。
彼女は、何度も生まれ代わりを繰り返す。
いくつかの物語が交錯し、不思議な体験をしたような感じがする。
ありえない話でありながら、現実味を感じてしまう。
瑠璃子が生まれ代わりを繰り返し、たどりついた先には・・・・・・
最後に驚きと感動を味わうことになる。
よくできた構成だと思った。
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