城崎へかえる
 
著者:湊かなえ
編集:BACH
装丁:本庄浩剛
発売日:2016年7月1日
価格:1,200円税込
2016年山本周五郎賞受賞の作家、湊かなえの書きおろし。
城崎へ行くのではなく、城崎へ“帰る”という女性が、ひとり喪失感を抱えて城崎を訪れる。その喪失感を埋めてくれたのは、かつて城崎を訪れた母との思い出と温泉、そして蟹でした。
本物の蟹の殻を思わせる特殊テクスチャー印刷。 殻から身を抜くように箱から取り出し、じっくり味わってみてください。
 
広島の因島出身、淡路島在住の湊かなえにとって、城崎は家族で訪れる安らぎの場所。書きおろしの新作となる本作は、著者が何度も滞在した城崎での記憶を背景に描かれた、小説家の母を持つ娘の物語。付き合っていた男と別れ、5年務めた会社を辞めた主人公は、10年ぶりに城崎温泉を訪れた。こころにポッカリと空いた「何か」を埋めるために。思い出の地で彼女は何を見つめ、何に気づいたのか。温泉と蟹が記憶のトリガーとなり、喪失したこころをやすらげる、あたたかな短編です。
 
 
 
 
 
 
 
「本と温泉」http://books-onsen.com/という企画のもと作られた本。城崎限定発売
 
毎日の生活に喪失感を感じている女性が城崎を訪れる。
 
城崎の出身でもないのに、なぜ「城崎へかえる」なのか?
 
そこは。10年前まで、毎年、母と来ていた場所だった。
 
 
 
温泉に入り、おいしいものを食べているうち、昔の記憶がよみがえり・・・・・・・
彼女の中に、変化が・・・・・・・
 
 
温泉っていいな!
 
動物温泉って、かわいい!
 
湊さんにしては、ダークではなく、暖かい話だった。
 
お気に入り度★★★★