デパートへ行こう

真保裕一  講談社 2009年8月(文庫2012年8月)

 

 

 

 


 

明かりの消えた真夜中のデパートにうごめく人影。その日に限って、なぜか居場所をなくした人々が集まってくる。よからぬ企み を抱く女性店員。生きる希望をなくした中年男。訳あり家出の高校生カップル。道を踏み外した元刑事…。悩める人々がつどう時、奇跡の一夜が訪れる。感涙必 至の傑作、ここに登場。

 

真夜中のデパートで繰り広げられる悲喜劇を描く。

 

誰もいないはずのデパートの深夜、それも同じ日によくもこんなに人が集まったものだ。自分と警備員しかいないと思っているのに、他に人がいて、それぞれのたくらみ(?)が思うようには進まず、どうなっていくのかと、ドタバタ喜劇のようで面白かった。

 

そして、いろんな事情を抱えていることが分かり・・・・・・・・

 

家族への思い、恋人への思い、デパートへの思い、いろんな思いが交錯する。

 

 

そして、最後にまとまりをみせる。そのまとめ方がすばらしい。

前向きになろうとしている人たちの姿がよかった。

 

そして・・・・・

ほろりとくるいい話が埋め込まれていて、さすがだ。

 

デパートへの強い信頼が感じられた。

 

お気に入り度★★★★