シューマンの指
奥泉 光 講談社 2010年7月
シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト、永嶺修人。彼に焦がれる音大受験生の「私」。卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。現場に居合 わせた修人はその後、指にピアニストとして致命的な怪我を負い、事件は未解決のまま30年の年月が流れる。そんなある日「私」の元に修人が外国でシューマ ンを弾いていたという「ありえない」噂が伝わる。修人の指に、いったいなにが起きたのか。鮮やかな手さばきで奏でる“書き下ろし”長篇小説。
<切断された指がいかに再生されたか>つかみはOK?
それが知りたくて、読んでいったのだが、その話はなかなか出てこない。
それに、半分くらい読まないと女子生徒が殺害される場面に行かない。私が永嶺修人にどのようにして出会い、日々を送っていたのか、そういう記述はいいとし ても、音楽、特にシューマンに関するうんちくが長くて、そういうことに疎い私には、少し退屈なところも・・・・・音楽がわかった人には、おもしろく読める んだろうな。
そこを乗り越えた後半、やっと、ミステリーらしくなってきた。そういうことだったのかと、意外性もあり、ふ~んと思うような内容だった。
永嶺修人が、いかに天才で、私が彼をどれだけ慕っていたか、どのように、交流を深めていったのか、そういうことが書かれている部分は、思いつめた恋愛小説のようだった。
お気に入り度★★★
奥泉 光 講談社 2010年7月
- シューマンの指 (100周年書き下ろし)/奥泉 光
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト、永嶺修人。彼に焦がれる音大受験生の「私」。卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。現場に居合 わせた修人はその後、指にピアニストとして致命的な怪我を負い、事件は未解決のまま30年の年月が流れる。そんなある日「私」の元に修人が外国でシューマ ンを弾いていたという「ありえない」噂が伝わる。修人の指に、いったいなにが起きたのか。鮮やかな手さばきで奏でる“書き下ろし”長篇小説。
<切断された指がいかに再生されたか>つかみはOK?
それが知りたくて、読んでいったのだが、その話はなかなか出てこない。
それに、半分くらい読まないと女子生徒が殺害される場面に行かない。私が永嶺修人にどのようにして出会い、日々を送っていたのか、そういう記述はいいとし ても、音楽、特にシューマンに関するうんちくが長くて、そういうことに疎い私には、少し退屈なところも・・・・・音楽がわかった人には、おもしろく読める んだろうな。
そこを乗り越えた後半、やっと、ミステリーらしくなってきた。そういうことだったのかと、意外性もあり、ふ~んと思うような内容だった。
永嶺修人が、いかに天才で、私が彼をどれだけ慕っていたか、どのように、交流を深めていったのか、そういうことが書かれている部分は、思いつめた恋愛小説のようだった。
お気に入り度★★★