ヴィム・ヴェンダースpresents Rain
監督 マイケル・メレディス
出演 ピーター・フォーク, ドン・メレディス, マイケル・サントロ, エリック・アヴァリ, ライル・ラヴェット
- ヴィム・ヴェンダースpresents Rain
- ¥3,791
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雨の日、ジャズの音楽が流れる中、同じ時間同じ場所(グリーブランド)で過ごした6組の人間模様が描かれている。19世紀、ロシアの劇作家アントン・チェーホフの6つの短編小説を基に作られている。
降りしきる雨。ジャズの音楽。時々入るDJの声・・・・とても雰囲気のいい映画だ。雨は、他の音を消し、考える期間を与えてくれるのだろうか。
幸せに暮らしてきた中年の夫婦。雨のために仕事ができずにいるタイル職人。息子を亡くしたタクシードライバー。息子にお金を要求する老人。わが子とベビーシッターとして接している麻薬中毒の少女。リストラされようとしている貨物列車の職員・・・・・・・・・・
チョコレートムースをホームレスに与える、与えないで口論する中年夫婦。夫婦の間でも、考え方の違いを認識することになる。日常の中で、ふと何かに気づくことはあるのだと思う。
タイル職員が、仕事をした代金を徴収したいという切なる想いが、こういう結果になるとは驚き。
タクシードライバーは息子の死を現実として受け入れられたのか。
息子と一緒に住んでいない老人。嘘をついて、息子からお金をもらう。これから先もずっと、同じような日々を送るように思う。
リストラのための濡れ衣のためにボルトをロッカー入れておいたのだろうに。この職員のその後の行動により事故がこれから先、起こるかもしれないと思うとおそろしい。
麻薬中毒の少女の下した決断は、なんと切ないことか。
6つの話がつながるのかと思ったら、そうではなくて、それぞれの結果が出る。結果が出るとまではいかなくても、ひとつの転機を迎えることになる。しかし、明るい結果とはいえず、なんともやるせない気持ちの残る映画だった。
お気に入り度★★★