ヘンダーソン夫人の贈り物


監督  ティーヴン・フリアーズ

出演  ジュディ・デンチ;ボブ・ホスキンス;クリストファー・ゲスト;ケリー・ライリー

2005年



 

1937年、ヘンダーソン夫人は、未亡人になってしまい、戸惑うが、友達から、これからの人生の楽しみ方を教わる。莫大な遺産があるのだから、何でも買えばいいと言われ、ヘンダーソン夫人は、閉鎖されたウィンドミル劇場を買う。改装し、支配人にヴァンダムを雇い、ミュージカルを始める・・・・・・・・・・・


ヘンダーソン夫人と友人との会話もおもしろい。

また、やり手のヴァンダムと世間知らずで勝気なヘンダーソン夫人のけんかにも笑えた。


ヘンダーソン夫人は、少しくらいの失敗にも動じない。太っ腹。お金があるってすごいことだなと思うけれど、大胆なことを思いつくのは、やはり才能なんだと思う。


ヘンダーソン夫人は、ヴァンダムに口を出すなといわれているものの、つい意見を言ってしまう。しまいには、劇場に来ることを禁止までされて・・・・それでも、めげずに功を奏してやってくる。いたずらっ子みたいでお茶目だった。また、年をとっているけれど、恋する乙女という感じで、ちょっとしたことに嫉妬したりとかわいらしい。


ヘンダーソン夫人は、女性のヌードを思いつく。この時代、ヌードはご法度だった。それでも、知り合いの文部省の大臣に話を付けに行くあたり、行動力ある人だ。大臣は、すごくまじめそうだけど、やっと静止した状態でのみ許される。劇場でヌードを絵画のように見せる演出は、まさに芸術。すばらしかった。


戦時下になっても、閉鎖することなく、この劇場を続けたのは若くして戦死した息子への思いがあってのことだろう。自分の意見を持ち、戦争にも立ち向かおうとするヘンダーソン夫人の心意気が感じられた。事実に基づいて描かれているようだが、この劇場は兵士の心のよりどころとなったことだろう。


お気に入り度★★★★★