- 不完全なふたり
監督 諏訪敦彦
マリーとニコラは結婚して15年になる夫婦。二人は、結婚式に出席するために、パリに来る。ホテルの部屋では、エキストラベッドを入れ、はなれて眠る。周囲からは理想のカップルと見られていたが、今は、二人の心はすれ違っていた。
友達の前では、仲のよいカップルの演技をしていたのに、ニコラは、離婚のことを話してしまう。ホテルに戻ってから、なぜ、話したのかを問い詰めるマリー。そして、今の状態についても問いかける。
マリーは、昼、ひとりで美術館に行き、ニコラは、夜、カフェで過ごす。それぞれが離れて時間を過ごしている。
何が起こるわけでもないけれど、二人には修復がつかないところまで来ているのを感じた。
日本人監督が作ったが、フランス映画の雰囲気そのままだ。男女の機微が描かれている。考えの違うふたりの共同生活が夫婦なんだなあと思う。
別れを決心した時、踏み切れない。未練を感じたのか。愛を感じたのか。よくわからない結末だったけれど、毎日は、こんな小さな出来事の繰り返しなのかな。
お気に入り度★★
