ラストシーン


監督 中田秀夫

出演 西島秀俊 麻生久美子 若村麻由美 ジョニー吉長
2001年


ラストシーン


1965年。映画俳優の三原健は、人気女優吉野恵子の相手役として人気を集めていた。しかし、吉野恵子の引退をきっかけに、主役をおろされ、映画会の衰退とともに、三原も人気をなくしていく。

2000年。新作映画にある老人が端役として出演することになるが、彼は、かつての人気スター三原健だった・・・・・・



1965年。映画は活気に満ち溢れ、俳優はスターでもてはやされていた。しかし、テレビの普及に伴い、映画は廃れていく。三原は、酒におぼれ、妻とも不仲になってしまう。今までの輝かしい栄光の時があったから、若手に主役をとられることに受け入れない部分があったのだろう。


2000年では、小道具役のミオの印象がいい。

監督に言われて小道具を苦労して用意しても取りやめになったりと、努力が報われない。頼りない監督でも彼に従うしかない立場なのだ。ミオは、三原が、かつてにスターであったことを知らない。でも彼と接しているうちに心に変化が・・・・・


三原は最後に映画に戻ってきたかった。映画を愛していたんだろうな。

私たちは、晩年に何を望むのだろう? 


三原役。自信にあふれていた若い時の西島秀俊。過去を背負った生きてきた晩年のジョニー吉長。

二人ともそれぞれの特徴を生かしいい演技だった。


また、この作品は、日本映画の流れを感じることができた。全盛期を経て一時期衰退した日本映画も、現代では、また人気を取り戻している。日本映画をあまり見ない私がいうのもおこがましいが、これからもいい作品を作り続けてほしいと思う。


お気に入り度★★★★