幸せのちから


監督 ガブリエレ・ムッチーノ

出演 ウィル・スミス  ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス  タンディ・ニュートン  ブライアン・ホウ  ジェームズ・カレン   カート・フラー

2006年



幸せのちから


骨密度測定器を売り歩く仕事をしているクリスだが、売れ行きがよくなく、家賃も払えない。妻は、家を出てしまう。クリスは、息子とともに生活し、夢を実現するため、証券会社の無給の研修を受けることに・・・・・・


大企業のやり方は、かしこいというか、合理的というか。

まず、面接をして、20人を選び、研修期間として、6ヶ月間無給で働かせ、その中で、成績のいい人を一人だけ採用する。実力のない人を雇っても、会社は困るわけだから、実際に仕事をさせてみるとは。それに、研修生が集める顧客も、会社の利益になるし、うまいやり方。そこまでしてでも入りたい魅力のある会社なんだろうけど、勝ち抜くことは大変だ。


クリスはその研修に挑んだ。それだけに集中できるのなら、まだしも、お金を作るために、高密度測定器を売り歩かなければならないし、その上、寝る場所を確保するために、教会に並ばなければならない。そんな中での挑戦なのだ。時間を惜しんで、どれだけ、努力をしたことか。


もともと頭のいい人なんだろう。でもそれだけでは成功できない。その頭のよさをどういかすか。渋滞に巻き込まれて、約束の時間に遅れて、顧客に会えなかったけれど、その後のクリスのフォローがいい。できる人は、こういうところから、違ってくるのだろう。


クリスは、息子クリストファを自分から離さず、育てているところがえらい。保育所も、本当はもっといいところに入れたいのだろう。看板の文字が違っているから書き直すようにいったり、TVばかりみせていると怒ったりしている。心から、息子のことを思っている証拠だ。クリストファは、父親が好きなんだろう。遅くまで、セールスに付き合わされたり、駅のトイレで寝ることになっても、文句も言わない。この親子をみているとなんだか泣けてくる。親子は、いっしょにいることが、一番なのだなあ。


タクシーの料金を払わなかったり、バスに乗るのに人を押しのけたり、教会で並んでいる時、けんかしたりと、いやな場面もあったけれど、生きていくためには必死だったって事かな。


お金がなく、苦境にあったクリス。でも、あきらめなかったこと、幸せを信じていたこと、そして、何より愛する息子がいたことが、彼を成功に結ぶつけたのではないだろうか。

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