僕と未来とブエノスアイレス


監督 ダニエル・ブルマン

出演 ダニエル・エンドレール  アドリアーナ・アイゼンベルグ  ホルヘ・デリア  セルジオ・ボリス  シルビナ・ボスコ  

2004年




ブエノスアイレスにある下町商店街(ガレリア)で、下着店を経営する母の仕事を手伝うアリエル。新しい未来を手に入れるため、ポーランド国籍を手に入れようとするが・・・・・・


陽気で、人なつこい人たちの集まりの商店街。ガリエルは、のらりくらりと毎日を過ごす青年。こんな日々が続くことに、焦りを感じていたんだろうと思う。恋人と別れたのも、もっと違う自分を見つけたかったに違いない。そう、毎日の平凡な日常ではない何かを求している青年なのだ。

戦争に行って帰らない父に、アリエルは,反感を抱いていた。その父が突然帰ってきた。アリエルは、事情を聞きたいのに、話なんかしたくない。父が現れたとき、レースの中に飛び込んで、走りぬけるシーンには、彼の動揺が現れている。また、父が会いたいという場所に行ったとき、何も話をせずに、早歩きで立ち去ろうとするアリエル。黙ってその後をつていく父。しまいに、全速力で走り出すアリエル。追いかける父。そのシーンに父子の気持ちがよくあらわされていると思った。



最初は、人々が、ごちゃごちゃと話しているだけで、面白みがなかったけれど、アリエルの心情を知ったとき、こんな普通の生活の中にある大切なものを見た思いがした。

お気に入り度★★★