春分の日の前日。
平日ですが、急きょ仕事を少し調整して午後からソロキャンプに行くことにしました。
窓の外はそぼ降る雨。
だけど、お天気アプリによると、夕方から晴れて、翌日は快晴らしい。
お昼過ぎまでの仕事を軽やかに(?)こなし、いざ出発。
まず向かったのは、「藺牟田池自然公園キャンプ場」。
ここは予約なしで行けるキャンプ場。
オートキャンプ場なので、車も横づけできるうえ、料金も1人200円。
チェックインの時間も特に決まっていません。
ゆえに人気もあり、空きがあるかどうかは運次第なのですが、祝前日とはいえ平日。しかも雨。
きっと大丈夫、と自分に言い聞かせながら到着しました。
3組ほど先客がありましたが、まだまだ全然余裕。
さて、どこに張ろうか、と車を降りましたが・・・ぬかるみがひどい。
水たまりの少ない場所もあるので、テントを張ることはできますが、トイレや炊事棟に行く時に靴下を濡らさずにしのぐ自信がありません。
残念ですが今回は回避することに。
どこに行こう?
10日前にグルキャンで訪れた「神の湯キャンプ場」までは40分くらい。
年末にソロキャンした「国分キャンプ海水浴場」までは50分ほど。
悩んだ末に、「国分キャンプ海水浴場」を選択。
電話で予約をして、急いで向かいます。
「国分キャンプ海水浴場」。
霧島市の市街地から車で10分ほどの好立地。
海のすぐ近くでキャンプできるのも魅力です。
料金は1張り810円(あれ?年末は650円だったような・・・)。
チェックインは12時からで、チェックアウトは翌12時まで。
ただし、17時から翌8時まではキャンプ場の駐車場の出入口が閉鎖されるので、17時以降に車での移動を考える場合は隣接する公園の駐車場に停める必要があります。
まだ雨が降る中、キャンプ場に到着。
3、4人のグループ(多分常連さんらしきおじさん達)が1組だけ。
駐車場のすぐ近くを今宵の居場所と決め、さっそく設営に取り掛かります。
目の前は海。
設営を終える頃、雨もあがってきました。
今回の焚き火台は、ちょうど1年前にキャンプを始める際に購入した、なんちゃって「ピコグリル」。
軽いし、組み立ても超簡単。
パチグリルを使って、改めてピコグリルの優秀さを思い知らされます。
本物、買おうかな。
さぁ、宴を始めることにします。
ミニ焚き火台に炭をおこして、まずは牛タン。
マグロとアボカドのわさびマヨネーズ和え。
ツンとした辛さがビールによく合います。
ふと前方に目をやると、そろそろ日没の時間。
同じ県内。それも、たかだか50kmほどの距離ですが、僕が暮らしている鹿児島市内からだと、桜島の右側からの日の出は目にするんですが、桜島の右に日が沈む光景を見ることはないです。
そんないつもと違う景色も、非日常を味わうスパイスになります。
炭火で次にいただくのは手羽先。
塩コショウだけのシンプルな味付けですが、遠火でじっくり焼くと、外パリパリ中はふっくらジューシー。
お金の取れる一品に仕上がります。
陽もすっかり沈み、まもなく迎えるブルーモーメント。
焚き火だけでは寒くなってきたので、薪ストーブに火を入れ、そろそろテントに籠るとしましょう。
ニンニクたっぷりのオリーブオイルで炒めるエビとブロッコリー。
焼酎のお湯割りを2杯ほどいただき、就寝することに。
6時前に起床。
薪ストーブに火を入れ、すっかり冷え切った幕内を暖めると同時に、お湯を沸かし、ホットサンドとコーヒーの朝食。
エンジンを始動させます。
早めに撤収を始めて、残るはテントと薪ストーブだけとなった8時過ぎのこと。
全国的にも強風の吹き荒れた日。
海端の強風、ナメてましたσ(^_^;)
薪ストーブは掃除と収納を終えましたが、ひとりでテントを畳むのは断念。
丸めて車のカーゴルームに放り込みます。
なんとか撤収作業を終えて9時ごろキャンプ場を後に。
ウチへ帰る途中、煙くさい身体をサッパリしたくて、姶良市平松の「余暇湯(よかゆ)」へ。
家族風呂ですが、ひとりだと40分600円で利用可能。
さらに、お湯をためる時間として10分サービスしてくれます。
オープンしてまだ3年くらい。
きれいで広い湯船に贅沢にお湯を張り、周りを気にせずにのんびりと過ごす至福の時。
ご馳走さまでした。
急に思い立った今回のソロキャンプ。
思い通りにいかないこともキャンプの醍醐味。
そんな時間を過ごしてリフレッシュできた1泊2日でした。
…と、このブログを書いてる時に、新たなキャンプのお誘いが…
それはまた別のお話で。