それは突然の連絡でした。
「◯◯さん、お久しぶりです。
9月2日、3日に鹿児島に行こうと思ってるんですが、会いませんか?」
彼とは学生の頃にアルバイト先で一緒でした。
バイト先は神田のカラオケボックス。
彼は中野、僕は阿佐ヶ谷に住んでいたので、帰るのも大抵一緒。
18時から23時までのバイトが終わった後に神田や中野、高円寺で食べたり飲んだりしてました。
どうりでお金が貯まらなかったわけだσ(^_^;)
僕は鹿児島、彼は弘前に。
それぞれの地元に戻った後、一度東京で、かつてのバイト仲間達と集まったこともありましたが、それも20年以上前の話。
「ぜひぜひ!」
と再会を約束しました。
青森に住む彼にとって、初めての鹿児島。
1泊であれば、初日に指宿、2日目に霧島方面を案内して空港まで、と思ってましたが、2日目は午前中の飛行機らしく観光する時間は無さそう。
鹿児島で行ってみたいことろ、ある?
と訊ねてみたら、霧島神宮には行ってみたいとのこと。
う〜む、なかなかに難題を突きつけてくる。
霧島、個人的にとても好きです。
ドライブすることも多いですし、ランチするお店を探すのも楽しい。
でも、初鹿児島の人を連れて行く場合、神宮以外だと何処がいいのか…。
色々悩んでいるうちに、当日を迎えました。
9時過ぎ。
前日に熊本に所用があった彼と鹿児島中央駅で待ち合わせ。
全然変わってない(^-^)
…僕は3割増しになりましたがσ(^_^;)
車に乗り込み、高速でとりあえず北へ。
まず最初に訪れたのは、伊佐市の曽木の滝。
前日の雨のおかげで、いつもよりダイナミックな景観に満足してくれたよう。
お互いに戦国時代好き…というより「信長の野望」好きなので、教科書には出てこない武将の知識もある友人。
豊臣秀吉と新納忠元の話も喜んで聞いてくれます。
未だお嫁さん探しの旅の途中である彼は、敷地内にある縁結びの神社でおみくじなど。
待ち人は…遅くなるが現る。
う〜ん、まだ先かぁσ(^_^;)
曽木の滝を後にして、湧水町方面へ。
ランチに選んだのは、竹中池にあるそうめん流し。
鹿児島でしか体験できない食事といえば、これでしょう。
「え!なにこれ?なにこれ?」と案の定、回るそうめんは、かなりの衝撃だったよう。
「そうめん流しなの?流しそうめんじゃないの?
カレーライスとライスカレーみたいな感じ?」
「知らんがな」
甘めの麺つゆも気に入ったみたいです
ニジマスの塩焼きとビールで気持ちよくなってもらった後は、いよいよ霧島へ。
途中、丸尾の滝にも立ち寄りました。
滝ばっかりだなぁσ(^_^;)
そして霧島神宮に到着。
土曜日ということもあり、それなりに混雑してましたが、気に入ってくれたようです。
隠れミッキーみたいな御神木も紹介。
案内した甲斐がありました。
参拝を済ませ、一路、鹿児島市内へ。
移動時間の長い小旅行でしたが、車の中でもずっとおしゃべりに花が咲き、観光案内もあっという間に終了。
夕食は、鹿児島の名店「分家無邪気」で。
あいにくキビナゴの刺身は切らしてましたが、鳥刺しやさつま揚げ、名物の味噌おでんをつまみに飲んで、喋って…。
当時に戻ったような楽しい時間を過ごせました。
また鹿児島か、東京か、あるいは弘前で。
近いうちの再会を約束しました。
はるばる鹿児島まで来てくれて、再び縁を繋いでくれた友に感謝しかないです。
また楽しからずや。