2月17日土曜日に開催されました、第31回神戸MARE研究会に参加してきましたのでレポートしたいと思います。

神戸MARE研究会は、年に2回開催されていて、神戸に居ながらにして生殖医療の最先端の情報が得られる研究会です。


MARE研究会という名前は、生殖医療に関連する4つの単語、
Menopause 
Andrology 
Reproduction 
Embryology
の頭文字を取ったものだそうです。

また、MAREには、「海」という意味もあって、港町神戸と女性の汐の満ち引きをイメージして命名されたそうです。



今回は2つの興味深い講演を聴くことができました。


1演題目は、英ウィメンズクリニック塩谷雅英先生が「高度生殖補助医療 -当院の取り組み-」と題して、患者さま治療を中断させないための当院での様々な取り組みや工夫などについて、それから子宮内膜受容能検査(ERA)の最近の動向について国内外の最新の論文をもとに講演しました。

 

意外にも塩谷先生は本研究会では初めての講演とのことで、参加されたみなさんも興味深く聞かれ、質疑応答も活発に行われました。


続いての2演題目はJISART理事長で、不妊治療の保険化において大きな役割を担われた、絹谷産婦人科の絹谷正之先生にご講演いただきました。
「不妊治療への保険適用拡大から最初の保険改定へ ~その中身を紐解く~」という演題で、保険適用開始に向けての厚生労働省との作業の経過や、保険適用に関する厚生労働省の文書の読み方や解釈の仕方など、普段は知ることのできない舞台裏の情報も交えてお話しいただきました。

こちらも大変関心の大きな内容のご講演で、多くの質疑応答が行われました。

保険の適用に関しては、判断に迷うケースも出てくるものですが、そのような時にどのように考えればよいかとても勉強になりました。
 

 





両講演とも1時間を超えるお話でしたが、いずれの講演も興味深い内容であっという間に感じてしまうくらい、とても充実した2時間となりました。


今後の診療にぜひ活かして行ければと思いますウインク

 

 

 

文責:[不妊コーディネーター部門] 山本 健児 [理事長] 塩谷 雅英

 

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