林奈央医師からの国際学会参加レポートを後編をお届けいたします。
今回は9月7日~10日にアデレードで開催されましたASPIRE2023(The 12th Congress of the Asia Pacific Initiative on Reproduction)の学会場の様子と自身の発表についてお伝えします。
まずは会場のご紹介です
アデレードコンベンションセンター(写真⑤)で学会が開催されました。
(写真⑤)
ポスター会場では、優秀ポスターに選出されていた演題を拝見していると演者の先生がお声をかけてくださり、私のつたない英語での質問にも対応、補足説明もしていただき、海外学会ならではのDiscussionを体験させていただきました
翌日のVitrolife社のシンポジウムは大盛況で、タイムラプスのAI scoringの注目度がよく伝わってきました。
着床前診断のパイオニアであるイギリスのAlan Handyside先生(写真⑥)が着床前診断のこれまでと今後の展望について講演されているのを拝聴でき、時々クスッと笑えるジョークに乗り遅れながらも、目覚ましい変化を遂げている生殖医療を実感させられました。
(写真⑥)
次に私の発表について少しお伝えしたいと思います。
私は今回、子宮内膜のmicroRNA解析による着床の窓同定検査(MIRA)についての発表をさせていただきました。
そうです、皆さんが耳なじみのERA検査と同じ着床の窓を調べる新しい検査となっております。
台湾のIntiLabがアジア諸国で行っており、日本では当院がその先駆けとして研究に参加し、その成績について報告させていただきました。
これも研究を理解し参加してくださる患者様がおられるから始められたことです。
この場を持って参加いただきました皆様にも感謝いたします。
3日目の午後に発表であったため、そこまでは学会を楽しむより緊張がずっと続いておりましたが、発表当日は当院研究部かつ岡山大学准教授でもある大月先生が会場にかけつけてくださり、本当に心強かったです(写真⑦)。
(写真⑦)
どの程度私のJapanese Englishで伝えられたかは不明ですが、フロアや司会の先生方から質問もいただき、想定質問ではなかったですが何とか答えて()無事に戦い終えることができました(写真⑧)。
(写真⑧)
余談ですが、オーストラリアといえばコアラとカンガルーです。
絶対に会いにいく!!と、強い意志で一人タクシーに乗り込み、郊外のCleland Wild Lifeparkへ。
広大な敷地で人にほとんど遭遇せず、放し飼いのカンガルーたちの無数の視線を浴びながら、どちらが見物されているのかわからない感覚に陥りました…
(写真⑨)
コアラclose up体験に参加(写真⑨)し、王子動物園では遠くから眺めるだけのコアラをなでなですることができ至福のひと時を過ごし、ぬいぐるみまでちゃっかり日本へ持ち帰ることができました
文責:[医師部門] 林 奈央 [研究開発センター] 山本健児 [理事長] 塩谷雅英
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