ご質問
こんにちは。
採卵周期前のカウフマンについて教えて頂ければと思います。
(1)プレマリン+デュファストンと、
(2)プレマリン+プラノバールでは
(1)の方がホルモンを抑えすぎないで良いとクリニックで言われたのですが、どのような事なのでしょうか?カウフマン以外でもプラノバールはなるべく使わない方が良いという事なのでしょうか?
お忙しい中申し訳ありませんが、教えて頂けたら幸いです。
よろしくお願い致します。
お答え
いつもハナブロをお読みいただきありがとうございます。
ご質問ありがとうございます。
まず、3剤の整理をしましょう。
プレマリンはエストロゲン(卵胞ホルモン)製剤、
デュファストンはプロゲスチン(黄体ホルモン)製剤、
プラノバールはエストロゲンとプロゲスチンの合剤です。
そして、プラノバールは非常に力価が高く、プレマリン+デュファストンより強力な作用を持ちます。
採卵前周期にカウフマンなどのホルモン製剤を使用する目的は、黄体期から月経前後のLHとFSHの上昇を抑えることで、卵胞サイズを均一化させ、遺残卵胞の発生を予防することです。
しかし、卵巣機能は個人差がありますから、同じ薬剤でも人によっては抑制が強すぎるという状況が発生し得ます。
その場合、卵胞発育がうまくいかないという結果に結びつきやすくなります。
質問者様の場合、卵胞期初期の反応が鈍化してきている原因の1つとして、前周期の抑制が強すぎると疑われたのでしょう。
プレマリン+デュファストンに変更することで変化が出るのかどうかは、やってみなければ分かりませんが、試してみる価値はあると思います。
良い結果に繋がりますよう、心よりお祈り申し上げます。
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文責:[医師部門] 江夏 国宏 [理事長] 塩谷 雅英
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