弘次先生ドクターインタビューの3回目です
前回まで、医師になられたきっかけや、英ウィメンズクリニックに来られるまでのことをお伺いしました。
(前回までの記事は下方のリンクからお読みいただけます)
-今回はまず、先生が診療において心がけておられることや、思い
をうかがいたいと思います。
普段の診察において、出来るだけ患者さんのお話しを聞かせて頂くようにしています。
ただ忙しさにかまけ、十分に実行できているかわかりません・・・(;^_^A。
卵管因子や男性因子が原因の患者様には体外受精は非常に有効な手段です。
一方で体外受精は精神的・物理的・経済的に非常に負担を強いる治療でもあります。
そのためタイミング療法や人工授精で妊娠していただくことをまず、最優先に考えています。
-なるほど、今回のインタビューでも、お忙しいにもかかわらず真剣にじっくりと
考えて答えていただいている様子から、日頃患者さまに寄り添ったの診療を
されている先生の姿が想像できます。
それでは、医療からは少し離れまして、弘次先生の趣味や好きなことなどを
教えてください。
趣味は読書と食べログ検索です
作家は村上春樹と松本清張が好きです。
村上春樹は、独自の世界観と登場人物のリアルな描写が好みで、読み始めると止まりません。
新刊が出ると、まとまった休みまで我慢して取っておきます
松本清張は中学生時代からずっと好きで、今読み返しても楽しめます。
映画化された作品もお勧めです(特に「砂の器」は人目憚らず号泣すること間違いなし)。
勿論、医学書も読んでいますよ(笑)
また前に勤務していた病院では宴会などの幹事をしなければいけない事も多く、その過程で食べログを検索しているうち、それ自体が楽しくなってしまいした
なかなか個人では食べに行く機会は少なく、ブックマークが増える一方です
(ボルネオ島にて 「騎士団長殺し」の世界に入っている弘次先生)
-では、いよいよインタビューも最後になりますが
不妊治療をされている方へのメッセージをひとこといただければと思います。
当院への通院は、待ち時間が長くなってしまったり、普段の楽しみなども我慢して、それを治療費に充てて頂いている方も多いと思います。
でも、自分たちの子供を持つということは、何にも代えがたい経験です。
子供を通してもう一度、別の二回目の人生を平行して歩むことができます。
努力して得た生命に対する喜びや尊さは、治療なしで妊娠された方に比べて遥かに大きいと信じています。
今は辛くて、先が見えないかもしれません。
しかし治療の先には新たな世界が待っています。
最後に村上春樹の作品中の言葉を記します。是非、一緒に頑張りましょう。
「試練はいつか必ず訪れます。でもそれは人生の仕切り直しの好機なんです。きつければきついほど後になって役に立ちます。」
-弘次先生、素敵なメッセージをありがとうございました。
その日の診察が終わった後も毎日遅くまでカルテを見直しておられる、
とても真面目で熱心な弘次先生です。
その人柄が垣間見られたようなインタビューでした。
これからもご活躍期待しています!
以前の記事もご参照ください
ドクターインタビュー 山田弘次先生① サラリーマンから医師へ初志貫徹
ドクターインタビュー 山田弘次先生② 公立病院から英ウィメンズクリニックへ
文責:不妊コーディネーター部門 山本 健児 理事長 塩谷 雅英
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