- 萩尾 望都 A-A’―SF傑作選
「A-A'」
1981年の作品。
20年以上も前に描かれたとは思えないような内容だ。
もっとも萩尾望都の大抵のSF作品には、先進的な世界が広がっている。
これはクローン人間について描かれたもの。
オリジナルとクローンは似て異なもの、異ながら同じもの。
クローンにもオリジナルの記憶は移植されたのだが、
やはりAはA(オリジナル)しか愛せない。
そしてA'はA'(クローン)と恋に落ちる。
不思議なラブストーリー。
「4/4 カトルカース」
孤独なエスパーと、一角獣種の少女の魂の共鳴が、悲劇を引き起こす。
誰にでも感情は、あるのだ。
でも感情がなければ悲しみを感じないですむ。
どちらがよいのだろう。
「X+Y」
上記、4/4 の続編。
エスパーのモリは、亡くした愛する少女・トリルによく似たタクトと出会う。
モリは、タクトにトリルの面影を重ねて、恋をしてしまう。
しかしタクトは一角獣種。なかなかうまく感情の交流ができない。
モリが、タクトを過去の重い鎖から解き放ったとき、奇跡は起きる。
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他、7作品収録。
050803