平和と笑いについて

昨日は憲法記念日でした。

昨日はかつしかシンフォニーヒルズへ954キャスター時代の先輩方とマムちゃん寄席に行ってきました。
今回の寄席では楽しいだけでなく憲法を深く考えるいい機会を得られました。

今回の寄席はゲストに笑福亭鶴光師匠・桂米助師匠・増田明美さん。
紙切りの林家二楽師匠や松元ヒロさんと楽しい寄席でした。



一番私の心に残ったのは蝮さんと永 六輔さんのお話し。
５月３日憲法記念日。
憲法は今、改正の流れがあります。
憲法改正には色んな見解がありますが、私には改正によって何がどうなるのかよくわからないと考えてました。
しかし、東京大空襲を体験し、戦後を生き抜いた来られた永さんにとっては戦争放棄の憲法は『夢』なんだそうです。

東京大空襲は３月９日深夜でした。
10日は学校の卒業式があるため、疎開していた友だちもみんな東京に戻り空襲にあって亡くなってしまったそうです。
声を詰まらせながらその体験を語っていただき、私たちには想像もつかない辛い思いをされてきたのが伝わりました。

当たり前に自分の権利を主張し、やりたいことができる現代ですが、当時は自由はなく苦しい生活を強いられ我慢をしてきた方たちの話しはなかなか聞く機会が無くなっています。
この場に今日来てよかったと思う寄席でした。
病に負けずに楽しい話しも辛い経験を話してくれた永さんと永六輔さんを支えている蝮さんをはじめとする皆さまの絆は素晴らしく、その姿勢に頭がさがる思いでした。

平和と笑い、いつまでもこんな時間を過ごせる世の中でありますように。と強く感じる日になりました。