決してネガティブな意見ではなく、現実的な思いとして書いておきます。

3月8日は国際女性デー、花の業界としても「ミモザの日」として花贈りを提案しています。と同時に、今年からは、頑張っている女性たちを黄色い花で応援 “「幸せの黄色い花」を贈ろう”キャンペーンとして、ミモザだけでなく、色での提案もしています。

とはいえ、これまでの提案が影響しているのか、SNSやテレビなどでもとても多くのミモザを見かけました。

その為でしょうか、ここ数年本当にミモザ人気は高く、当店のような郊外の花店でさえミモザを買い求めにくるお客様がいらっしゃるくらいです。

さてそのミモザですが、残念ながら品質が良くないものが非常に多く出回っています。事実、大きなイベントなどを紹介しているテレビのニュースをみても、すでに干からびているミモザを多々見ます。

いつも思う事なのですが、せっかく消費者が花への購入意欲を持ち飾ってくれたのに、すぐに枯れてしまってはリピートにつながりません。

特にこのミモザは開花後あまり日持ちしない花です。

そもそも長く飾れる花ではありません。

そこを理解して販売し、消費者にもご説明をする必要があります。

人は、事前に理解していれば決してマイナスのイメージを持ちません。むしろ、日持ちしないと思っていても、それ以上に日持ちすればプラスのイメージを持ちます。

ですから、ミモザのようにそもそも日持ちしないお花を販売する場合は、日持ち目安、飾り方やケアの仕方、そしてお花が終わっても楽しむ方法をご提案すれば、プラスのイメージを持ってくれて、次に他の花へのリピート率も高くなると思うのです。

このミモザに関する水揚げや管理については非常に多くの問い合わせを頂きます。

参考になるYouTubeや雑誌があります。雑誌なら今月号のフリーリストに掲載されている漫画花福日記がおすすめです。僕はこの漫画本3冊持ってます。(笑)


YouTubeならこちらの動画をご覧ください。

 

 

ちなみに私も過去のブログでミモザについて書いてます。ついでにご覧ください。
https://ameblo.jp/hanabito/entry-12445363845.html

花屋としては当然良い品質の花を仕入れて最適な水揚げと管理で販売しますが、残念ながらミモザは産地での処理や輸送、市場での管理も大きく影響します。

特に前処理については、今も試験場などで最適な方法を見つけている最中です。(この数年で随分とわかってきています)

このブログでも最新のベストな方法がわかればご紹介したいと思います。

せっかく消費者が欲しいと思うお花があるのですから、決してその期待を裏切らない品質で販売したいですよね。

今年の国際女性デーを終えて思う事でした。

にしてもだ。

ミモザなさすぎーーーーーーー! (笑)