以前車の2030年問題について書いた記憶があるのですが、バイクもその対象になっていたようですね。バイクは2035年までに都内で新車発売される2輪車すべてを「非ガソリン化」を目指すそうです。

https://bike-news.jp/post/209915

つまり14年後にはガソリンエンジンのバイクが東京都内では買えないくなります。おそらくこの動きは全国的に広まるでしょうから、数年後には電気やその他の動力で動くバイクしか販売されなくなるでしょう。

モータースポーツが好きな僕としては、未来のモータースポーツには興味が無く、むしろ過去の方が印象深く心に残っています。それは音であり匂いであり、そして美しいエンジンでした。

人は環境を意識しなくてはならない!そう発言している自分としては非常に相反する事は重々わかっているのですが、好きな物を嫌いに出来るほど人間が出来ていませんので、こうした社会の変化には寂しさを感じます。

本来なら今すぐに地球環境に悪い乗り物には乗らない方が良いのでしょうが、現状況ではそれも無理ですし、もうしばらくガソリンエンジンを操作する楽しさをかみしめさせて頂きたいと思っています。

あたりまえだった事が、どんどん過去の思い出に変わっていきますね。

キーを回し、エンジンをかけ、クラッチを握り、ギアを入れて、アクセルを開けながらクラッチを緩める。走り出したバイクはアクセルに合わせてエンジンが気持ちよく共感し、マフラーからも心地よいサウンドが聞こえる。

全身で風を感じながら走ると、自分はもともとバイクと一緒の生き物だったんじゃないか?とさえ感じる一体感になり、そしてヘルメットの中では笑顔の自分がいる。

一度しかない人生。

こうした楽しさを私は息子にも伝えた。

14年後はあっという間に訪れるだろう。

こんな楽しい体験を20年後の子供たちは出来ないんだろうなぁー。

でも、今の自分たちには出来ない別の楽しい体験が待っているのだろうけど・・・。
そう未来に期待したいですね。