先週の木曜日。ケガは完治していませんが、物が食べられないだけで体はいたって元気なので、予定通りバイクの教習に行ってきました。
ここで私が通う自動車学校での教習ルーティーンをご紹介します。
学校についたらお熱検査とアルコール除菌をします。そして教習原簿を受け取ります。自分専用のICカードを照らすと自動的に自分の原簿が一つだけ飛び出してきます。それを受け取り、次に教習票を受け取ります。これもICカードを照らすと自動に出てきます。この二つを持って自動二輪の教室に向かいます。
教室についたらまず着替えをします。私はバイク用のウエアーは持っていませんので、防寒、防水の作業着を着てます。プロノさんの商品ですが、メッチャ暖かくて雨でも雪でも平気な奴です。
それとブーツも持ってませんので、これもプロノさんで購入した安全ブーツです。これが安いのですが中々の優れものです。
見た目バイクのブーツっぽいでしょ。しかもめちゃ安くてつま先に鉄が入ってるからシフトもラクチンです。
それらに着替えて、さらにプロテクターを着用します。プロテクターは胸、背中、肩、両肘、両膝に装着します。そしてヘルメットと手袋をします。手袋以外は全て自動車学校で借りられます。ご安心下さい。
バイクは転倒すると必ず路面や他の物とぶつかることになりますから、こうした装備はとても重要です。30年前の私も、いつも皮のツナギを着ていましたが、プロテクターも入っていました。
そして最後にゼッケンをつけます。私は大型二輪の第一段階なので、黄色の1という数字が入った物を付けます。2段階になると緑色の2になります。
これらの準備を終えて、教官に原簿と免許証を提出します。ここでも健康状態などをチェックされ、いよいよ教習のスタートとなります。
前回は大型バイクに慣れる為の教習でしたが、今回から少しづつコースを覚えて、課題も増えていきます。坂道発進と一本橋をやりました。
今回の教官は女性でした。とてもスリムな方ですが、大型バイクで私を後ろに乗せ、すいすいとコースを走ります。そして注意点を詳しく教えてくださいました。女性が運転するバイクに乗るのはもちろん初めてですから、変な緊張もあり、コースをキチンと覚えられなかったのが本音です。(笑)
それにしてもさすが教官です。運転がスムーズです。
一通り教えて頂き、「では教えた通り走ってください!」と運転を交代し、いざ実践。
バイクの坂道発進は右足を使います。右手のレバーは前ブレーキ、右足のフットペダルが後ろブレーキなのですが、右手はアクセルを開けなくてはならないので、坂道発進の時は基本的に右足でブレーキをかけながら、半クラッチでアクセルを開けつつ右足を緩めて発信します。この一連の動作を同時に行いつつ、坂を上ると同時にギアをすぐに2速に上げて、エンジンブレーキで坂を下っていきます。
車の坂道発進より楽だと思いますが、普通二輪の方達(バイク初心者)には少し難しいのかもしれません。
個人的に大問題なのは、1本橋です。
30年前は全く問題なく出来てたはずなのに、今の私にはこの1本橋が難関です。(笑)
とにかく、出来る気がしません。
1本橋は長さ15メートル、幅30センチ、高さ5センチの直線を10秒以上のゆっくりとした速度で渡り切らなくてはなりません。脱輪したら即失格です。これが今の私には非常に難しいのです。何度トライしても落ちます。ところが、教官に「両隣に高級メルセデスが止まっていると思ってわたりなさい」と言われた瞬間、なんと渡れたのです。人って変われるもんですね。(笑)
とはいえ、やはり不得意なのは変わりません。ひたすら練習あるのみです。
この日は非常に寒くて、雪が降っていました。北国のバイク教習の凄い所は、多少雪が積もってもやり続ける所です。私の服装は完全防備なのでまったく寒くは有りませんでしたが、グローブを冬用から夏用に変えていたので手がかじかんで感覚が無くなっていました。その為、ウインカーとクラクションを間違えて鳴らしてしまったほどです。(^^ゞ
何とか50分の講習を終えた時には、バイクも私も雪だらけになっていました。それにしても、教官はこんな日も一日中バイクに乗って教習していると思うと本当に頭が下がります。
少しでも早く卒業できるように頑張らねば! と思いました。
こうして本日で3講義が終了しました。次回はスラロームに挑戦です。