久しぶりの東京でした。

今回のお仕事は審査と講師のダブルです。
しかも講師の方は、大きい会場で1回、ミニセミナーが2回と、合計3回も行いました。(^^ゞ

会場は東京国際展示場ビックサイト。

と言っても、今回の会場は青海展示場の方で、電車では一つ手前の東京テレポートの方でした。ゆりかもめだと青海駅ですね。

 

 

間違って行かれた方も多かったようです。フジテレビの近くですよ!っていう会話が良く聞かれました。

 


駅から会場へは歩いてすぐなので、個人的にはこちらの会場の方が好きです。

コロナの配慮もあり、かなり縮小した感じがありましたが、それでもやはり国際展示場は広くて大きい。

全体としてはアグロ・イノベーション2020という大きな枠の中で、花専門のフローラル・イノベーション2020が行われているイメージです。

予想はしていましたが、昨年に比べるとかなり縮小した感じで、来場者も半数ほどだったとお聞きしています。仕方ないですね。

さて私が審査を依頼された 「第1回 Enjoy home with Flowers プロダクトアイディア大賞」ですが

「生活者の多くが花を買い求める場の一つとして定着しつつあるスーパーマーケットの花売り場において販売する、これまでと一味違った商品提案」

という内容で募集をしたそうですが、トータルで100近い参加があったそうです。
 
 

 その中から事前に写真審査を行い、今回の本選には8人の作品が選ばれました。

詳細はこちらからどうぞ。

https://www.hanadonya.com/magazine/photocon/22440.html

審査は午前中の会場オープン時間と同時に開始され、8作品すべてを審査、そして講評を書きました。

私が最も高得点を付けた作品はこちらでした。

 
 
 
 
 

お持ち帰りが楽な事、今までの花売りスタイルと明らかに違う事、カップのデザインが簡単に変えられ、しかもオリジナリティが高い事。ギフトとしても考えられていて、カップデザインが消費者自らデザイン出来る事。そしてカップのフタに穴があけられていて、通気性を良くし品質の事も考えられている事。

等々が理由です。
 
似たような商品は確かにありますが、エコゼリーを保水に使い、持ち帰り時の転倒なども考慮している所など、本当に色んな事を考えている商品だと判断いたしました。

今回の審査員は生産者、市場、資材、花店、そしてホームセンターの方など、総勢10名。

結果、優勝したのは、やはり私が1位を付けたこの方の作品でした。

他の方の作品も非常によく考えられていて、得点は僅差だったとの事です。
 
 
 
 
 

そしてこれらの作品は、実際に商品化される可能性もあり、すで2作品ほどが大手と商品化に向けて商談されていました。

イノベーション系のイベントはこうしたスピード感も魅力の一つですね。

ちなみに私も今回のイベントで新商品のアイディアをいくつか思い浮かびました。早くお店でサンプル作るのが楽しみです。(*^^)v

さてもう一つのお仕事であるセミナーですが、こちらもイノベーションを意識してこれまでとは少し違う新しい技術に着目してお話しをしました。

温度時間値、冷蔵システム、鮮度保持フィルム、さらには鉢物に関する品質向上商品とその応用についてなど・・。

時間的にほんの触り程度しかご説明出来ませんでしたが、花に関する品質向上アイテムは面白い物がたくさん出てきています。今後も注目していきたいです。

それにしても今回も多くの方と情報交換出来ました。会場は見ごたえするほどの数は有りませんでしたが、それゆえに各ブースでゆっくりお話が出来ましたし、新しいネタも沢山仕入れました。

コロナに負けない商売の為にも、仕入れた知識を形にすべく頑張ります。