今日は国際女性デー。
 
1904年3月8日にアメリカの女性たちが参政権を求めてデモを行ったこと。
また、2月革命の発端となった1917年3月8日のサンクトペテルブルクの女性が当時のロシア皇帝に対してデモを行ったこと。
 
そうした過去の歴史が3月8日であった事から、1921年に国際女性デーができたそうです。
 
その後アメリカで婦人参政権が認められたあとの1975年に「広く女性の社会参加を呼びかけるための記念日」として、国連で正式に制定されました。
 
 ミモザの日としては、第二次大戦後の初めての女性デーに、イタリアに自生するミモザは貧富の差に関係なくどんな人にでも感謝の気持ちを表すことができる事から、「ミモザを贈る日」と決めたそうです。
 
 ちなみにロシアではミモザではなく、チューリップを贈る方が多いそうですが、当店に来店するロシアの方は圧倒的にバラを贈ります。笑
 
 さてそんなミモザですが、日持ちさせる方法を良く聞かれますので薄木流の方法をお教えします。
 
 まずミモザと言ってもいくつも種類があります。国内で販売されているだけでも30以上あるようです。(http://www.page.sannet.ne.jp/chama/konngetu0003Acacia-all1.htm)
 
 じつはその種類により、薬剤の相性があります。
 
 でもその相性は今現在も確立されていません。
 
 ですが、ある程度分かっている事は、どのアカシアでも糖分は少し高めの方が日持ちが良くなるという事です。
 
 ですから、僕がお薦めする方法は、花店で水揚げするときから、必ず切花栄養剤を使うという事。更にその切花栄養剤は、花店用ではなく、消費者用(糖濃度が高い)で、出来ればバラ用を使うのがベストです。
 
 それと、さけた方が良いのは、ハイターなどの強い除菌商品は絶対にNGです。
 
 ミモザの花は非常にデリケートで、薬害が出やすいのです。当店では花店用の抗菌剤も使用しません。
 
 そして乾燥にとても弱いので、温風は絶対にあててはだめです。湿度が低すぎても日持ちは悪くなるので、極力加湿します。
 
 ただ、直接花に霧吹きをかけるのも危険で、出来るだけ細かいミストが出る霧吹きを使うと良いです。また、つぼみが固い場合は、切り花栄養剤をぬるま湯で規定倍率で溶かし、それに活けたうえで枝全体をビニール袋などで覆います。そうすることで産地が行う ふかし に似た環境を作れます。湿度が高くさらに温かくすることでつぼみの開花が促進されます。ぜひ試してみてください。
 
 実は一番おすすめなのは、輸入のミモザについてくるクリザール社のミモザ専用切花栄養剤です。もしこの栄養剤が添付されていたら、必ず使うようにしてください。水だけとは雲泥の差です! 残念ながら国内では販売されてないみたいです。現状ではパレス化学さんの枝物用の品質保持剤が良いようです。ご参考までに。
 
今頃書かないで、もっと早く教えて欲しかったという方が多いかもしれませんが・・・。
 
 はい。 (^^ゞ  スミマセン。 
 
 大人の事情でアップが遅くなりました。 (^^ゞ 
 
でも、ミモザはこの先も出荷されますし、お値段も少し安くなるはずです。とてもかわいい花ですので、ミモザの日が終わっても引き続き飾ってくださいね。
 
 そうそう、飾り方のお薦めページリンクを張っておきますのでご参考までに。
 
 https://floristonline.jp/blog/pickup/weekend-flower【3月ダウンロード】「素敵な週末」のための-11106.html
 
 https://furarepi.com/sit-20190203/
 https://furarepi.com/sit-20190201/
 https://furarepi.com/sgym-20190201/
 https://furarepi.com/sit-20190202/
 https://furarepi.com/mrs-20190201/