花束って実はキチンとしたテクニックが必要なんです。もちろん趣味で束ねる花束なら自由にお造り頂いて結構なんですが、プロの花屋は束ねる結束部分をとても重要視します。


それは水につかる部分に無駄な葉や枝を付けない事。そして茎同士が交差して潰れないように螺旋状に組む事。この二つはどの花屋さんもキチンと意識しています。

他にも結束する素材のこだわりや切り口の角度、そして保水方法などお店により色々とあります。当店では結束方法も花により素材を変えています。例えば茎が柔らかくて潰れやすい場合はテープ状の物。

写真のように100本のバラを束ねる場合は同じテープでもシッカリ固定できるもの。透明なグラスに活ける場合は透明なテープを使う場合もあります。これはこだわりと言うより花やシチュエーションに合わせて必然的にそうしています。

同じように保水に関してもケースバイケースで様々な方法をチョイスしています。当店の花束は送別会の翌日も全く水は下がりません。これも必然的にそうしています。

当店に限らず、お花屋さんは目に見えないこうした作業をしています。ご参考までに!