先日のセリでの出来事。


輸入マムを競っている時に、セリ人が大きな声で「これ燻蒸されてるよ!」と説明していた。


一般の方は理解されないかと思うが、花に関係する方なら知っていて当然の言葉である。


ところが、燻蒸だと言っているにも関わらず、通常のマムと変わらない価格で値段を出している花屋がいる。なので、セリ人が燻蒸だよ!と何度も確認するが、よくわからない感じで、同じ価格を提示しセリ落としていた。


ちなみに燻蒸とは、輸入切り花を国内で検疫した際に、虫などがいた場合、駆除の為に専用の薬剤で処理されたものをいう。(燻蒸-くんじょうについて詳しい事は個々に調べてみてください)



ここで問題なのが、この花屋さんは燻蒸を知らなかったのか?それとも知っていて通常の価格で買っていたのか? と言う事。


いずれにしても、燻蒸されたスプレーマムは葉がすぐに枯れ花も長く楽しめない事が多い。もちろん昔の燻蒸処理よりは良くなっているとはいえ、やはり品質は落ちる。


どちらであれ、プロの花屋としては疑問を感じる。


さて私のFacebookをご覧の方はご存知と思うが、先日アップしたあのロングなデルフィニューム。実は2メートル50センチ以上ある。


本日その産地へ伺って、ハウスで咲いている様子を拝見してきた。



お花とはなそう


いつも思うが、ハウスで咲く花は本当に綺麗だ。



お花とはなそう


実はわけあってこれらの花は出荷してないそうだ。僕の目から見ても全く問題ないし、キチンと値段が出る品質だと思うのだが、この生産者は納得できないとの理由から、すべて廃棄するそうだ。


だがこの生産者が凄いところはそのこだわりだけではない。


お花とはなそう


これはその生産者からの依頼で花保ち試験を行っている同じデルフィニューム。


当店に来た時は蕾が沢山付いていた。すでに3日ほどたっているが、その蕾がどんどん咲き始めている。



お花とはなそう


一番下の花を見てほしい。全く萎れる気配がない。まだまだ咲き続ける感じ。


お花とはなそう


そしてこれが先の方。もう少しでてっぺんまで咲きそう。つまり、一番下の花から先っぽまで、すべてが咲いた状態で楽しめるデルフィニュームを作れる生産者なのである。


しかもこの花数。勿論葉も綺麗。


これこそがプロの仕事。


しかし、現状出荷されるデルフィニュームの中には、下の花や葉を落として出荷する物も良く見かける。


実際、使用する場合には特に弊害は無いが、花の美しさや本来の姿を考えた時には、こうした品質をキチンと評価する事も大切だと思う。


今日はかみさんとデート気分で産地見学してきたが、改めてキチンと商売しなくちゃなぁーと考えさせられた。


 この時期は少しお店に時間的余裕が出来る。そんな時こそ、産地へ出向いて刺激を受けるのも良いと思う。必ず新しい発見がある。


今日も有り過ぎて写真のアップは制限されました。


(^^ゞ


今週も産地行きます。 後日ごほうこくを・・・。