来期の米国大統領が良く口にする言葉。「チェンジ」であるが、これって良い方にも悪い方にも変わる可能性がある。
人間は基本的に楽な方に行こうとする動物だ。あえて自分を苦しい方に導こうとする人は本当に強い人だ。
ごらんの写真のお酒は、日本では有名なお酒。おそらくほとんどの人が知っている巨大メーカーだ。
言葉が悪いが、こだわりを持った日本酒好きな方たちは、決して飲まない酒でもある。ごくごく一般に、燗にして飲むなら良いかもしれないが・・・。
しかし、この写真の酒はチョット違う。 イヤ、全く違うのだ。確かに同じ会社で作られた酒ではあるが、まるで味が違う。と言うより、こだわりが違うのだ。
蔵と言ってもこの会社ほどの大きな企業になると沢山の従業員を抱えるわけだから利益をキチンと出さなくてはならない。
もちろん小さな蔵でもそれは同じことだが、大きくなるとどうしても利益追求の色が濃くなる。
そうなると、手の込んだ大吟醸などはコストが掛り過ぎてそれほど力を入れなくなる。
(金銭的に楽と言う意味)
さて、ここ数年前から国内では日本酒の売上が伸びず苦戦していた。それとは逆行し、海外では日本酒ブーム真っ盛り。
でも、蔵の皆さんはやはり日本人に日本酒を飲んでもらいたい気持ちが高い。なんとか日本酒の国内売上を伸ばそうと色んな努力を続けてきた。
ここにきて円が高騰し輸出が厳しくなってきたから、国内メーカーは本当に大変だと思う。
そこで、先ほどの大手メーカーの話。少数派の意見として、大手メーカーが作るうまい日本酒が飲みたい! そんな話はよく聞かれてきた。てゆーか、実際のところ作れるの? みたいな疑問すら持つ人もいる。
しかし、僕がお邪魔した道内の大手メーカーで18年ほど前にお聞きした話だが、どこだってこだわった酒は造れるし、実際作りたい! もし、会社の方針が許すなら、杜氏も含め、社員はみんな作りたいんです。 そんなお話を聞いた。
その10年後くらいに、道内大手メーカは素晴らしい酒を作ってくれた。
で、
この写真のメーカーもとうとう出してくれたわけだ。たぶん、昨年からかもしれないが、とにかくこの酒はうまいらしい。 らしいというのは、実は私はまだ飲んでいない。
札幌ではごく限られた店でしか飲むことができないが、もし機会があれば是非飲んでみてほしい。
こう言った、マイノリティを取り入れた会社のチェンジは、その会社のみならず業界そのものを変える起爆剤になる。
チェンジとは本来の姿に戻ることであり、自分に厳しい、辛い事をキチンとやりぬく事である。
そういった精神から生まれたアイディアは必ず成功する。と僕はおもっている。
最近ガラガラの植物市場。
マイノリティの意見を吸い上げる必要を感じるのは僕だけかもしれないが・・・・。

