タイトルを見て色々と想像する方も多いかと思います。


でもその話の前に、先日のテレビ取材のお話を!


番組はテレビ北海道の「経済ナビ」。毎週土曜日の朝9時30分と日曜日の朝6時から放送してます。

http://www.tv-hokkaido.co.jp/program/regular/keizai/tokushu/20070929.html


当初の取材目的は、花き流通の末端である花店として、産地表示をされているとの情報をお聞きしたので、その辺のお話を聞かせてほしいと言うものであった。


その延長で、産地から直で花が届き、お客様へお届する企画についてもお聞かせ下さいとのこと。


で、


敬老の日チョー忙しい朝から取材が始まったのです。


その日、偶然にも「日本フィルハーモニー交響楽団」から毎年依頼されている北海道の花を全国のパトロネージュに贈るお花のセッティングがあったので、その取材も受けました。


今年は北の純情倶楽部のトルコキキョウだったので、急遽テレビクルーは長沼へも取材に行ったそうです。


産地表示について、消費者の立場から見ればすでに当たり前の世の中ですが、花業界ではまだまだ難しい現状があります。


札幌の場合、仲卸で花を仕入れた場合産地は伝票に書かれない為、すべてメモを取ってこなくてはなりませんし、箱を入れ替えている場合は全く分かりません。


セリで購入した物はキチンと表示されますが、花屋の忙しさを考えるとすべての花に産地を書き入れるのは至難の業です。


でも先ほども書きましたが、産地表示は消費者から見たら当り前の世の中なのです。


輸入の花を買わない消費者は実際に増えています


ですから、花にも産地表示は必要だと私は考えています。そしてその考え方は当店のお客様を見る限り正しい事だと理解出来ます。


生産者が一生懸命「ブランド化」を目指し、素敵な箱を作ったり、ポスターやチラシを作っていますが、それを最も消費者に告知出来る場所は花店である事は間違いない筈です。


今回のテレビ放送後、数件のお客様(いずれも新規客)から問い合わせがありました。


それを考えても、産地表示はメリットはあってもデメリットは少ないはずです


ちなみにメリットをもう少し話しますと、従業員が花の産地と品種を覚えてくれます。だから、お客様がリピートする花は従業員が教えてくれます。そして何より、私が楽なのです。


最近当店のプチブームは情熱フラワーの上野君シリーズ。

ナデシコのサマーラベンダーやトルコのシュークリーム。そして鉄砲ユリなど。


当然、上野君は知る由もないでしょうけど、当店では有名人です。(笑


そんなわけで、花屋のみなさん。 レッツ 産地表示!


で、


セリにこだわる生産者とセリを怖がる生産者。


実は今日、僕がぜひ会ってみたかった生産者がひょっこり当店に来店下さったのです。


それはもう ビックリです!(小林塾長の紹介だそうです)


北海道には素晴らしい生産者は沢山いらっしゃいますが、その方はトルコキキョウしか作っていない方で、僕としてはトップクラスの作り手と思っている方です。


札幌で仕入れしてる方は想像できるかもしれませんが、その方は昨年から本格的に花作りを始めたばかりで、にもかかわらず品質、ボリューム、そしてコダワリがピカイチ。


市場では何度かお見かけした事はあったのですが、お話するのはもちろん初めて。


そんな彼女がいきなり来店下さったのは、本当に驚きと嬉しさが入り混じる思いでした。


初めてお話したにもかかわらず、ずいぶんいろんなお話をさせて頂きました。特にセリについてとか、花作りのこだわりについて。


特に印象的だった話が、彼女が追及するトルコは、長く同じ状態で咲く花よりも、長く咲き、しかも花の表情が変化する花を目標に作っているとの話。


グッときましたね


 ピッコローサなどのトルコは同じ状態で長く楽しめるんですが、あえて表情の変化を楽しめるトルコに挑戦しつつ、品質を維持する技術。


彼女のトルコは有言実行。まさにそう言ったトルコを作っています。


来年の作付トルコの情報もキチンとヒアリングしました。


これで来年も楽しみが増えたことは言うまでもありません。


そんな彼女は、ムチャクチャ セリにこだわっています


自分の花は、セリでキチンと評価してもらいたいと思いっています。


当然、自分の花にこだわりと自信があるからこそ セリにこだわる のでしょう。


その言葉には、正直 気迫 を感じました。 


生産者の多くは、最近セリが怖いと仰います。「叩かれる」と言う言葉を使うのですが、お花が売れない時期には、花店も仕入れを抑えますから、薄利多売の花店が信じられない低価格でセリ落とします。


一昔前までは、セリ人は叩かれても仕方ない花とそうでない花を事前に把握していて、ある程度は支えていました


ところが、昨今の経済状況と、市場の経営方針?なのでしょうか? そう言った部分が欠落し、こだわった花もそうでない花も一気にオール(セリで価格が出ないときに、安値で残りの花をすべてセリ落とすこと)してしまいます。


セリを早く終了させたい部分ももちろん理解出来ますが、時には欲しかった産地や品種もいっぺんに安値で流れてしまうで、非常に困ります。


これは生産者にとっても結構屈辱的らしく、セリが怖くなったりするようです。


それゆえに、こだわりを持つ生産者は市場に噛みつきます


僕は、この噛みつく生産者は札幌の花店にとって宝だと思います。大切にする必要があるからです。(市場にとってもです)


噛みつく生産者はそれだけその市場に出荷する意思があるから本気でぶつかってくる訳で、結果的に無駄だと判断したら道外に出荷してしまいます。


こうなると、道産の品質の良い花がどんどん本州へ流れてしまいます。


それが私の最近の不安。


セリにこだわる生産者とセリを怖がる生産者。


どちらにしても、花が売れる世の中になれば問題なくなるんですけどね。


頑張らねば・・・・。