今日は、お花業界の近未来をチョッと考えてみたいと思います。(すごく近い未来です)


日本の人口の減少が始まりました。でも世界の人口は、1分に150人、1日で20万人、1年で8千万人増えています。


では、なぜ日本の人口は減っているのでしょうか?


現在の日本の人口は1億2776万人。毎日2920人が産まれ、2950人が亡くなっています。(05年12月総務省&厚労省)


単純に言えば結婚しても赤ちゃんを産む人が少なかったり、結婚しない人が増えたりしているのです。


人口が減ると経済力も落ちるので、とうぜん日本の財政も厳しくなります。

国の借金、保険、年金など個人負担が増えるのは確実です。


なぜ子供を生まないのか?


安心して生み育てる環境が今の日本には無いからでしょう。


個人経済的な理由、共働きの子供が安心して低金額で預かってくれる保育園、様々な現状を考えると、この人口減はやむをえないのかもしれません。


子供が生まれたとしても、今の若者の行動には目を疑いたくなるものも少なくありません。


その代表的な物が 成人式の問題児だったり、少年犯罪です。


そういった子供が出来るのは、親を含めた家庭環境が昔とは違うからに他なりません。(どうすればよいかは以前ブログにも書きました。)


人口の減少は、ある意味日本の蘇生の為には良いのかもしれませんね。


なーーんてことを考えながらも、このまま行くと、嗜好品である花業界はこれからまだまだ苦しい立場に追いやられます。


ではどうすればよいのでしょう?


少なくとも、今のまま何もやらない業界でいれば、確実に衰退します。

なぜなら、ここ数年の各市場の取引価格がそれをハッキリと証明しています。


一人勝ち的な考えで商売する花の時代は終わりだと思います。


末永く花店を経営しようと思うオーナーであれば、今すべき事は何かを共に考える事からはじめてはいかがでしょうか?


花店だけじゃなく、市場流通、生産者、JA、種苗会社、様々な人たちが共にテーマを持って話し合うことが必要と思います。


アパレル業界では、必ず流行を作ります。それは色であり、形であり、事前にそういった物が情報として業界にわかる仕組みがあるから、商品の仕入れや販売の仕方をレクチャーしやすいのです。


ところがこの花業界にはまるでそう言ったものがありません。


たいていの場合は、テレビでアロエが紹介されると バカみたいに アロエ一色になり市場からアロエが消えます。


サンスベリア(トラの尾)の時もそうでした。

(今では輸送代にもならない価格で安く競られている時もあります)


この業界にかけている物は、コミュニケーションとミーティングです。


とは言うものの、なかなか難しい現状もヨ~――くわかるんですけどネ・・・・。


僕の予想では、これから数ヶ月、ミニ盆栽がブームになります。


盆栽を生産している皆さん。今から作っても間に合わないと思いますが、一極集中出荷じゃなく、出来ればまんべんにお願い致します。 (笑

こういった情報も事前に分かると生産者も沢山作れるし、販売店も ミニ盆栽 あります! とか言って 販売効果あるんですけどね。


ほんと はがゆい。


てゆーか、ぜんぜん未来予想図になってないかも・・・。

すんません。 (^^ゞ