$ひばなのシネマの天地

原題 The Shroud of Snow
製作年 1967年
製作国 日本
配給 大映
上映時間 92分

企画 三輪孝仁
原作 水芦光子
脚色 八住利雄
監督 三隅研次
撮影小林節雄

キャスト
若尾文子
福田豊土
吉川満子
中村玉緒
天知茂


水芦光子の原作を、「日本名勝負物語 講道館の鷲」の八往利雄が久々に脚色し、「眠狂四郎無頼剣」の三隅研次が監督した文芸もの。
撮影は「女の賭場」の小林節雄が担当した。


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洋画ばかり見ていると思われてるようですが・・・いい作品なら邦画も見ます。(笑)

そして今回紹介の作品は 敢えて”日本映画”と呼ばせていただいています。 なぜって~ 私の個人的な感想なのですが。。。

最近の邦画と呼ばれるものは 今まで日本の監督や映画界が作ってきたものとちょっと違うような気がするから・・

私の中では 松竹・東映・日活等など・・・昔ながらの作品が”日本映画”と呼ぶにふさわしいと思ってしまっています。

最近公開のものでは「北のカナリアたち」が日本映画として紹介してもいいかなって思っていますが~

さて、本作ですが。。。若尾文子さん主演の文芸作品ですが、お昼にテレビドラマとして放映すれば視聴率がとんでもないことになりそうな ドロドロさです(笑)

けれども、演じている女優さんがここまで品があると 美しいドラマに見えてしまうからすごいです!


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登場人物も少なくとてもシンプルなストーリーですが、本当の意味で幸せな暮らしとは何なのか とても考えさせられます。

2人の女性の生き方にも 芯の強さや辛抱強さ、奥ゆかしさを感じ、時代背景を加味するとどちらの生き方もうなずけてしまいます。

この作品はDVDにはなっていないようで、 お勧めはできないのですが 機会があればぜひ見てほしい作品です。