ひばなの シネマの天地


20世紀初頭の英国王室 実在したプリンス ジョン王子。


13歳でこの世を去った王子が見た 激動の時代を描いたTVドラマ。


前後篇で描かれた 長編ドラマ。


生まれつきの持病である”癲癇”と軽い知的障害を持ち それが原因でイギリスの片田舎にある別荘に 幼いころから軟禁状態で育てられてしまう。


けれど ジョンは純粋な心を持ったまま成長し 乳母のララからは溺愛され 兄からもとても大切にされて育っていく。


母である王妃は ジョンを不憫に思いながらも 自分の立場から彼をそばに置いておけず 顔を見ることも少なくなってしまう。


そんな時ドイツと連合軍との戦渦が皇室の存続まで巻き込んで・・・・


ジョンはそんな戦いも 自由な発想で解決策を見出したり 海軍学校から逃げ出した兄を やさしく受け入れます。


ジョンの目で見たイギリスと 王室での出来事が相対するように描かれ戦争への教訓も盛り込まれています。


ジョンの死を知ったとき 王・王妃は何を感じたのか・・そして 残された兄は・・・ 葬儀の時 弟を思い出して ほほ笑んだ姿が印象的でした。