雨の雫いつの間にか私の背丈を遥かに越して降り続く雨に濡れる、ゴーヤの緑葉の先端にとまる、雫これから伸びようとする葉を自分の重さで押し下げる、雫巻き付く場所が見つからず自らコイルした蔓の先端にしがみつく、雫雫の中に写し出された世界があまりにも澄んでいてしかも、現実とは正反対な位置関係に何だか、とてつもない安堵感を覚えてしまう。あぁ、雨が上がったらゴーヤたちにも、加えて支柱を立ててあげないとと、自らはみ出た蔓たちを見て、思う。梅雨が明け本当の夏の暑さが来たらゴーヤたちも本領発揮!でわさわさ繁って日陰を作ってくれるわね。