こんにちは
いつも温かな応援を頂いて、本当にありがとうございます。
とても嬉しく、励みになります
なんと、今日実物を見せて頂くことが叶いました!
なので、予定日ではないけれどブログ書きます
(予定日って……出産か!)
お面のお写真の掲載と、神社名の記載は宮司さんにご許可を頂いて載せております
神様のお面があり、さらに座敷わらしの福ちゃんのお里である神社は、
石川県小松市にある
【須天(すあま)熊野神社】です。
昨夜、夢の中に、こちらの神社にいる龍神さんが出てきて『花が咲いた』と教えてくださったので、今日の午前中の予定を空けて伺ってきました
(毎年、桜が咲くと龍神さんが夢で教えてくれる)
神社に伺うと、たまたま境内に宮司さんがいらっしゃったので、ご挨拶して、
「先日のお面、見つかりましたか?」
と尋ねてみました
すると、
「おお! あった、あった! やっぱりね、あなた達と見ていた蔵の中にあったんだ。 息子が、綺麗な箱に(お面を)入れ替えてくれていたらしくて、それで(その新しい箱が)分からなくて見つけられなかったの」とのこと
神様達の指示は間違ってはいなかったようです
そして、
「今、時間ある? お面、見ていきなさい」
と、お蔵を開けてお面を出してくださいました。
そのお面がこちら!
\ドーーン!/
いや、怖いわっ
なるほどたしかに、子どもが怖がりそうな表情です
ただ、このお面全体を包むように、ご神氣みたいなものが、仄白い炎のようになってボーボー出ている
(めっちゃツヨツヨ!!)
そばにいるだけで、澱みなどがサァーーッと一掃されていく
(ご神氣のシャワーみたいや)
そのまま、お蔵の上がり口に腰掛けて、お面を眺めながら宮司さんと2時間近く話し込みました
その間、神社の龍神さんや御神木の精霊さん達や精悍な面立ちの羽織り袴のような召し物を身にまとった壮年の男性(おそらくご祭神?)が、次々とお面を見にお蔵の前にやってきます
みなさま、にこにこと心から嬉しそう&楽しそうに笑っていらっしゃいました
お話のなかで、宮司さんが
「厳島神社にもお面があって、これとよく似てるんだ。きっと、それ(=厳島神社のお面)を基にして、これも彫られたんだと思う」
ということも教えてくださいました。
「あなたが教えてくれたように、この神社は悪魔祓いの役目を持っている。だから、これからはそちらをしっかりおこなっていこうと思う」とも、仰られていました
こちらのお面は、毎年6月30日の夏越しの祓のときに神社でご披露されるとのことです
宜しければ、お近くにお住いでご都合があう方がいらっしゃれば、ぜひ実物をご覧になられてみてください
……そして、そのお面を眺めて宮司さんと話していると、座敷わらしの福ちゃんもお面の前にやって来ました。
『これこれ、このお面』
にこにこ笑いながら、右手でお面の額部分をペシペシ叩いてます
(ちょっ……!! 福ちゃん、バチ当たるよ!!)
『だってこれ、福ちゃんの神力(チカラ)も入ってるよ。だから、福ちゃんが叩いてもバチは当たんないよ』
なるほど……( ゚д゚)!!
お蔵の上がり口に、端からお面、宮司さん、私で並んで座っていたのですが、福ちゃんは私と宮司さんの間にストンと腰をおろしました。
そして、今度は宮司さんの背中をペシペシ叩きながら、
『昔っから、話長いねぇ』
とか言ってる
心の中で、宮司さんに平謝りでした
そんな折、ふと、福ちゃんが唐突に、
『あのね。福ちゃんね、お池にいるんだよ』
と、口にします。
(え? 少彦名神社にお祀りされてるってこと?)
こちらの神社には、本殿とは別にいくつか摂社があります。
境内脇に【イボ池】とよばれる池があり、その中央に少彦名神社があります。
福ちゃんが初めて私の前に姿を現したのも、この少彦名神社での御参りを終えた直後でした。
『福ちゃんね、お池の下にいるんだよ』
そう告げた刹那、私の頭の中に、陶器の瓶の中に膝を曲げて入れられた小さい女の子の姿がみえました。
その瓶が、泥沼の中に滾々と湧き出た泉?のような場所の脇に埋められていきます。
(福ちゃんは、人柱だったのか)
『そうだよ』
(苦しかったね)
『ううん。だって、龍がずーっと守ってくれてたもん』
たしかに、少彦名神社の周囲を囲むように、一柱の年老いた龍神がいます。
『あのね、龍もみんなも、福ちゃんを守ってくれたんだよ。怖い存在(モノ)にならないように。だからね、福ちゃんも人の子を守るんだよ』
なるほど……
唐突な告白に思わず胸がグッと締め付けられましたが、まさか泣くわけにもいかず。
そこで、宮司さんに福ちゃんのことを話してみました。
「へぇ。座敷わらしが、あなたについてるの」
「そうなんです。それで、こちらに座敷わらしの伝承とかはありますか?」
「いや、そうしたものはないなぁ」
「この座敷わらしちゃん、イボ池の下に人柱として埋められたそうですが、そうした記録も残っては……いませんか」
腕組みをしてしばらく逡巡した宮司さん。
「人柱の記録も残ってないんだけど。――でも、あのイボ池はね、熊野さん(=ご祭神)よりさらに古くからあると聞いてる。もともとは、あの池の方が聖地みたいなものだったかもしれない」
( ゚o゚!)
「昔はこの(神社がある)一帯は泥地だったんだよ。人が住めないし、農作物なんかも全く育たない。この神社(のご祭神)は、そんな僻地で祀られてきた神様だった。それで、そんな僻地に霊水が湧くんだから、そこを聖地とするために人柱をした(埋めた)……ってのは、有り得る話だと思う。事実、あの池のご神徳に与(あずか)ったって人達は古い昔っから引きも切らないし。きっと、その人柱の子がずーっと守ってくれてるんだねぇ」
やはり、ご神徳やご利益がある背後には悲しい歴史もあるのだなと再実感しました
そして、しんみりしつつも、お面を見せて頂いたお礼を伝えるために、一旦、宮司さんに断って、本殿や摂社をまわって神様達にもご挨拶とお礼を伝えました。
そして、宮司さんと今度は境内を周りながら立ち話をしていると、高齢の男性がやって来ました。
宮司さんの幼なじみさんとのこと
しかし、なぜか福ちゃんが今度はその男性の足元をペシペシと叩いています
(福ちゃん、人を叩いちゃだめだってば)
『だいじょうぶ! あのね。この子、昔、福ちゃんが助けてあげたことあるよ』
(え?)
訳も分からず、私は小首を傾げるばかり。
そうして3人で話していると、その男性が不意に、にっこり笑って、
「お姉さんも、お宮さんに縁があるの?」
「はい。こちらの神様にもとてもお世話になっています」
「そうみたいだねぇ。ほら、向こうにイボ池さんってあるでしょ」
そう言って、男の人が池の方を指さします。
「僕ねぇ、小さいときにあそこの神さんに命を助けてもらったの」
「へぇ」
「まだ1歳だったかの頃に、あの池に落ちたらしくて」
「えっ!?」
「でも、昔はみんな綿入れを着てるでしょ?その綿のおかげか、水面にプカプカ浮いてるところを4歳上の姉が助けてくれて――。まぁ、姉が"私はあんたの命の恩人だよ"なんて言ってるけど、昔から"神さんにちゃんと感謝しなさい"とも教えてくれて。そうして命を助けてもらって、85歳の今もこうして元気にいられる」
『福ちゃんがひっくり返したんだよ』
「あ、もしかして、うつ伏せになってたところをクルってひっくり返ったりしたんですか?」
福ちゃんの言葉に答えるつもりが、無意識にそう口にしたところ、男性が少し驚いたように目を見開いて、
それからにこにこと笑みを深くされて、
「そう。きっと、神さんがひっくり返してくれたんだと思う」
とお話してくださいました
そして、誇らしげに胸を張ってる福ちゃん
(福ちゃん、すごいねー!)
『あたりまえだよ、福ちゃんだもん』
さすがです
さて、そんな須天熊野神社は四季折々に境内中に綺麗な花々が咲き乱れています。
今は特に桜が綺麗で、最後に何枚か春の風景を載せてお終いにします。
長めの記事になってしまいましたが、今日もここまでご覧になってくださり本当にありがとうございます(*´ω`*)
「今年は花散らしの雨が少ないので、桜も長持ちしている」と宮司さんも仰っていましたが、まだまだ桜の綺麗な地域も多いかと思います。
春の陽気に誘われて、みなさまに素敵なことがたくさん起こりますように
それでは、もう夕方近くですが、今日も笑顔溢れる心温かな一日でありますように