東宮 | はなのブログ

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心で感ずるままに書いていきたい…けど、ただの愚痴のはけ口にはならないようにしないと。(^_^;)

GWの成果?!


ためていたドラマを三本、最終回まで観終えました。


特に、「東宮」はかなりイッキ見してしまいまして、今もこのブログを書きながらもどっぷり余韻にハマっております。


前評判からして、悲恋モノであることはわかってはいたのですが、最終回まで観終えても、ハッピーで最終回を迎えたと思われる登場人物がほぼゼロ…。滝汗


人間、だれでも、死ぬまで純粋で罪なく生きていくことは出来ないのか…と考えさせられます。


主人公の皇太子も、ヒロインの皇太子妃も若さゆえの軽率さで、事を悲運に導いてしまう…。


皇太子のような目的のためなら、非情で、何でも利用することしか考えられない悲しい生き方、ヒロインの公主でありながら自由に生きたい、正直で純粋な生きる生き方。


一見、皇太子妃のような生き方は理想だと思えるのですが、人を疑うことがない皇太子妃の行いが、結果として、利用され、そのことにより国が滅び、家族を殺される悲劇を生むことになる…正義であっても業は存在してしまう悲しさ。


悪者はその業に苦しむことはないかわりに、善人はその業が己のせいだと苦しむことになる…。


ラストは砂漠を彷徨い、愛する人との約束を守ることで己のこれまでの業と向き合う人の姿が印象的なシーン。


もっと、主人公の二人の気持ちが、通じ合うシーンが多くあってほしいと願ってしまいながら、最終回のエンディング…実に切ない気持ちが残ってしまいました。