超える壁 | はなのブログ

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心で感ずるままに書いていきたい…けど、ただの愚痴のはけ口にはならないようにしないと。(^_^;)

グランプリファイナルの男子シングルの結果はネイサン・チェン選手の圧勝でした。
彼に完璧な演技をされた場合、今は彼に負ける要素がないことを証明しました。

羽生選手とネイサン・チェン選手の一番の違いは怪我を恐れる心配がないかどうか。
羽生選手の2度の大ケガはそれほどまでに爪痕は大きく、今の彼に立ちはだかっています。

今のネイサン・チェン選手を見ると、あのNHK杯で初めて300点を越えた時の羽生選手の姿を思い出します。

思い返せば、ソチオリンピックの前、どんなに完璧に演技をしても、パトリック・チャン選手に勝つことが出来ない時期がありました。
どうしたら、彼に勝てるだろうと見ている私も思っていました。

今の彼の姿にその頃の彼の姿がダブります。
フィギュア選手として、トップ選手として現役を続けられる時期はあの頃に比べたら、残りは少ないです。そんな今、彼がまた高い壁を見つけてしまった、それをどうやって乗り越えようとするのか、どうやって消化していくのか。
「すぐ練習したいです」
そうコメントする羽生選手の姿がたくましくもあり、もう怪我をしないように気をつけて、と思ってしまうのです。
5年前はそんな心配せずに羽生選手の姿を見ていたんだなぁ~としみじみしてしまいます。

羽生選手、ネイサン・チェン選手、素晴らしいライバル対決、本当に見ごたえありました。
ありがとう。ニコニコ