さっそく、実写版を鑑賞。
原作の実写化は賛否両論ありますが、かなりの確率で難しいことの方が多い。
キングダムはどうなるのか…映画、そのものはほぼ原作の通り、世界観はそのまま、大切にされていました。
特に、漂と贏政の二役を演じたと吉沢さんは見事に演じ分けが出来ていたと感じました。
でも、観ていて感じたのは、やはり、漫画の中の躍動感とか、人物の威圧感とかを生きている人間が表現するのには限界があるんだなと。
特に王騎将軍はそう感じました。
ま、実際に原作の通りに表現するのには無理はありますが…ね。
今の時代、CGである程度、漫画に近い表現に近づけることは可能ですが、でも、何かが足りない。それはなんだろうか。
そこがきっと、漫画の力の強さなのかなと。
どんなに演技上手な役者さんが演じたとしても、その漫画の世界で生きている人物の生命力や気持ちなどをすべて表現することはできないのかもと感じました。
また、私が思うキングダムの魅力は戦争や政争の中でどう策略がめぐらされ、それに対する人間力が問われるすべての登場人物の個性の強さや良さが読み手にきちんと伝わってくるからだと思うのです。
二時間という時間の制限のある映画の中ではその部分が足りなかったかなとも。
きっと、二部構成にしていたら、その部分にもっと時間をさけたのかなとも感じました。
映画を観て、やはり漫画ってスゴいなと改めて感じてしまいました。
また、キングダムの一巻から読み直してみたくなりました。
…寝れなくなる。