入院生活も2週間目、ふわふわ先生とマスク先生の処置、点滴など1日の流れにも慣れ。


それでも止まらない耳垂れに、CTを撮ることになり、その結果を聞くついでに処置に呼ばれ外来に降りていくと、待ち構えていたのはポジティブ先生でした


「やっほー。じゃ、鼓膜チューブ入れるよ」


と、あれよあれよという間に転がされ麻酔されレーザーで穴を開けチューブを入れる、、早い早い、展開についていけません。


でも、その後説明されたのは次の点です(ポジティブ先生の説明)


CTの結果、鼓膜の奥はぐちゃぐちゃ

中耳と乳突洞というところに炎症が広がり、もやもやとした肉芽組織が充満している

鼓膜チューブを入れることで中を洗いやすくするのと、観察できるようにしたい

髄液漏れの可能性もあるので、レントゲン、脳のMRIと耳垂れの糖検査をしたい→髄液が漏れていると耳垂れから糖が検出されるらしいです


最後の、髄液漏れの話に少し怯みましたが、少しずつ謎解きが進んでいるような気がして、新たに気を引き締め直した日になりました。


そして、そのころ一番気になってたのはこれです。「先生たち、ちゃんと休んでますか?」


毎日マスク先生が病室に来てくださるんです。ふわふわ先生も毎日ふわふわ歩いておられるのを見かけるんです。一ヶ月の入院中見なかった日が何日あっただろうっていうくらい。ポジティブ先生がすごい勢いで働いておられる様子はそれまでもよく知ってましたが(外来で「昨日夜2時まで医大にいたよー」「ねみぃ」「患者さんに愚痴ってるようじゃ終わりだけど愚痴りたい時もあるんだよー」とよく愚痴っておられたため)、ドクターの労働環境の過酷さ、治療に対する熱意に触れると、本当に頭の下がる思いでした(実際、「僕ら死ぬ気で今ハルさんの耳垂れと向き合ってますから」というマスク先生の言葉に、「…体をお大事にしてくださいね…」と思わず返してしまいました)


医療職の皆さん、本当にありがとうございます。体にお気をつけて、どうかご自愛ください